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M『うん 全然出ないんだけど!? 誘拐されたんじゃないかな!?って言いながら
今にも、帰りそうな勢いだったんだよ』
と笑いながら言ってる雅兄の隣で聞いているのか、"ちょ、雅紀言うなよ！"と翔兄の声が聞こえる
それを聞いて、"寝なければ良かったな"って思ってると、"でね、五月蠅い翔ちゃんを大人しくさせたのがね"と言い雅兄の声が途絶えて
代わりに、"僕なんですよ"と少し高い声に代わって
雅兄が和に代わったんだと分かって、"あ、和だ"って言ったおいら
でも、不思議に思って
「あれ？ 和達も翔兄達と同じ場所に泊まってんの？」
K『そうですよ 何でしょうかね
こんなのもう偶然じゃないですよね 初めての修学旅行で翔兄達と一緒なんて
僕は、翔兄達とじゃなくて智兄とが、良かったんですけどね』
「んふふ 翔兄達聞いてんじゃないの？ 大丈夫？」
K『聞いてますよ？ 何なら、聞こえる様に言ってますからね
これを先生が聞いてなければ、良いだけですよ』
「そうなんだ 先生五月蠅そうだもんね」
K『そうなんですよ ｾｯﾃｨﾝｸﾞﾐｽですよ 智兄じゃない事が』
「そっか でも、翔兄達とでも楽しいでしょう？」
K『まあ それなりにですね』
「和が、楽しいなら良かったよ」
と言うと、"楽しむって言いましたからね"と言うと雅兄が、"俺も楽しんでるからねっ"と言うのが聞こえて笑ってると
"最後、潤くんに代わりますね"と言い和から潤に代わった
J『もしもし 智兄飯食べた？』
「もしもし ううん まだだけど」
J『ﾏｼﾞかよ 今から作るの？』
「うん 簡単なのだから心配しないで大丈夫だぞ」
J『智兄だから、大丈夫だとは、思うけど気を付けて』
「うん ありがとう」
と礼を言ったら、照れたのか小さく"おう"と言った潤
そんな潤を傍で見ているであろう3人が、笑っているのが、分かる
1日も経っていないのに、こんなにも4人の声を聞くだけで安心するのは、おいらも4人に負けずﾌﾞﾗｺﾝなのかな
それに、声だけじゃなく顔も見たいと思うから
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作者名：禮鬼 | 作成日時：2017年10月15日 19時
