神風家 (ページ14)

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1人になって気づく一気に4人居なくなると、結構寂しくなるもんなんだなと
でも、4日で帰ってくるんだから、そんな事は、言わないよ
翔兄達に言ったら、本当に帰って来そうで怖いんだよね折角だから、楽しんでほしいじゃん
何時も、おいらの事気にしてくれるから、偶には、気にしないで楽しんでほしい
だから、今さっき見送ったんだもん

よし、片付けをしようそしたら、何も思わないかもしれない

漸く片付けが終わり、ｺｺｱを飲みながらﾃﾚﾋﾞの前に置かれているｿﾌｧｰに座って一息を吐く
さっきもそうだったけど、改めてｼﾝ･･･とした空間に1人だと思うと、やっばり寂しいものなんだなって思う
気を紛らわす為に、ﾃﾚﾋﾞを点けては、いるけど全然面白くないや
面白くないﾃﾚﾋﾞを消して、ｺｺｱを飲み干して、自分の部屋に行って絵を描く事にした

でも、やっばり絵って思って描くものじゃないね
さっきから、全然筆が動かないもん
降りてこないと全然描けないや

だから、もう1度ﾘﾋﾞﾝｸﾞに行ってｿﾌｧｰでゆっくりしてたら、窓から暖かい日差しが入ってきて
それに、吸い込まれるかの様に瞼が重くなってきていつの間にか、寝ていた

暫くして、何か五月蠅くて目を覚ますとﾃｰﾌﾞﾙに置いてるおいらの携帯が鳴っていた
直ぐに止んだから、"ﾒｰﾙなら後で良いや"って思って
また、寝ようかそれとも、外暗いから飯にしようかと悩んでたらまた、携帯が鳴って"何だろう"と思い開けば
翔兄からの電話で、"出ないと怒られるな"と思い"もしもし"って出たら

S『もしもしじゃないよ！智くん!!
何回掛けたと思ってんの!? めちゃくちゃ心配したんだからね？』

「ごめん寝てた 1回じゃないの？」

S『1回じゃないよ
あ、そうなんだおはようってえ!? 寝てたの!? 気分悪いの？』

「ううんﾎﾟｶﾎﾟｶしたから」

S『あーｿﾌｧｰは、昼間暖かいもんね』

「うんだから、気づいたら寝てた」

て言うと、電話の向こうで安心したのか、"そっかそっか気分悪くないなら良かった"と言って、"あー、じゃあ"と言いかけて
"もしもーしさとちゃん？" と声が代わって携帯が取られた事が分かった

「うんどうしたの？雅兄」

M『えっとね余りにも翔ちゃんが五月蠅くてね掛けてみたらって言ったの俺なんだ
五月蠅くて起きたんじゃない？ 5分おきに掛けてたからさ翔ちゃん』

「そんなに掛けてたの？」