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今日は、翔兄達4人が、修学旅行に行く日
雅兄達は、もう玄関の外に居るのに翔兄だけは、まだ玄関の中に居てさっきから、同じ事しか言わない
聞き飽きたなんて言えないけど、言いたい程何回も言われてる これ
S「知らない人に着いて行かない事！ 何かあったら直ぐに連絡する事！てか、何か無くても俺が電話するから出てね!?
じゃないと、心配になって帰ってくるからね？ 俺 ﾏｼﾞで!!
智くん可愛くてカッコいいんだから、皆が奪いに来そうで怖いんだよね あー、本当に残して良いのかな？
俺、やっばり駄目だと思うんだよね ねぇ、智くん俺残ろうか？」
「着いて行かないし、連絡するし、ちゃんと出るから翔兄は、行って来て良いよ」
S「でも、心配で楽しめないかもしれないんだよね
だから、心配を無くす為に残った方が、良いと思うんだよね」
さっきからこう言って、中々家を出ようとしない翔兄
それに痺れを切らしたのか、玄関が勢い良く開き、"あんたまだ、そんな事言ってるんですか!? 諦めなさいよ"と和が言った
和の後ろに居る潤は、普段翔兄を尊敬してるから、ｲｹﾒﾝな顔してるのに今は、呆れてる顔をしてる
雅兄は、"翔ちゃん早くしないと間に合わないんだけど！"と何時もと逆で翔兄を待っている
そんな3人を待たせておきながらもまだ、言い足りないかの様に何かを言おうとしてる翔兄
S「いや、だって心配じゃん！」
K「心配ですけど、行くって決めたんですから、サッサと行くしか翔兄には、道は、ありませんよ
あ、それともあれですか？ 翔兄は、智兄が自分が選んで買ってきたお土産で喜んでくれる顔を見たくないんですか
そうですか じゃあ、仕方ないですね 雅兄担任に翔兄は、休むと言ってください
じゃあ、智兄僕等は、行ってお土産沢山買ってきますね」
「お、おう んふふ、ありがとう和 楽しみにしてる」
と一瞬返事が遅れたけど、和が行くって言ってくれた事が嬉しくて笑顔で言うと
翔兄が、"お、俺もお土産買ってくるから!!"って慌てて言った
それに笑って、"翔兄ありがとう 楽しみにしてる"と言うと、パァァァッと目が輝いて、"うん 智くんのお土産の為に行ってくる"
何て言ってやっと玄関を出た翔兄
それを呆れた目で見て着いて行く雅兄達
おいらは、今日は、休みだから玄関を出て家の前で、"行ってらっしゃい"って4人を見送りして中に入った
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作者名：禮鬼 | 作成日時：2017年10月15日 19時
