Endless Game (ページ30)

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side 潤

"ごめん"なんていって走り出す和

和は何も悪くないのに。気づいてやれなかった俺らが悪いのに

あいつの苦しみをわかってやれなかった

あいつを1人に出来なくて追いかける

後ろから見てもわかるほど痩せてて、やつれてて

一緒にいたのになんにも分かってやれなくて悔しくて

最近、和がよそよそしいの分かっててなのに聞いてやれなくて

考えれば考えるほど後悔が募る

あと少し、ってところまで来て手を伸ばすけど

手は空を切って和が階段から落ちた

｢和！！！｣

なんで、手が届かなかったんだろう

｢みんな！！！きて！！！！！和が！！！！！！｣

なんで助けてやれなかったんだろう

｢和！！！かずっ！！！｣

あと少し、手を伸ばすのが早ければ

あと少し、走るのが速ければ

あと少し、和に寄り添っていれば

あと少し、あと少しの後悔が押し寄せてくる

智｢松潤、救急車呼んだから大丈夫。にのなら大丈夫だよ｣

背中を摩ってくれるリーダー。

こんな時にも冷静でいられるリーダーは強くてかっこよくて

そんなリーダーに助けられてる

救急車が来るまで和を抱きしめながら泣いた

そんな俺にリーダーは見てないよ、とでも言うように

ほかの方向を見ながら背中をさすり続けてくれた