Endless Game (ページ18)

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10時にホテルについた

遅れたらそれはそれでうるさいし早めになんて行きたくない

だからちょうどの時間に行くんだけど朝から嫌な予感しかしなくて

なんでか分からないけど普段よりも足が重たい

そしてエレベーターがいつもよりとても早く感じて

とても、苦しい

｢っだよ！｣

ドアを開けると手を引かれ壁に押し付けられた

長｢これから楽しい楽しい時間なんだから暴れんなよ

初めての"ヒート"体験してみろよ？｣

"ヒート"

その言葉で思考が止まった

意味がわからない

俺はまだ来たことがなくて

先生にも薬の関係でまだ来ないだろうって言われてるのに

なのに、体験？

どういう、ことだよ、

長｢意味がわかんねぇって顔してるけど簡単だろ

今から引き起こしてやるんだよ｣

こいつの後ろから副社長の秘書が注射器を持って近づいてくる

これで刺されてヒートが来るんだ

とか

最初は潤くんが良かったな

とか

俺の頭は何故か冷静で

こいつらのせいでもう諦めてるんだろうなってことも分かる

でも冷静でいられたのは今だけで

刺されてからの記憶はほとんどない

初めての感覚で熱くて苦しくて

自分の体だっていうことが信じられなくて気持ち悪くて

なのに気持ちがよくて

そんな自分が気持ち悪くて

自分の体なのに自制が効かなくて

・

・

善がり狂ってた

・

・

・

何時間たったかなんて分からないけど

もともとヒートなんて来ないからだだからすぐに限界は来て

意識も落ちて薬もきれた

目が覚めた時は夜の22時で

携帯には潤くんやメンバーからの沢山の連絡が来てた