Endless Game (ページ16)

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side 潤

和｢潤くん、｣

｢ん、いいよ｣

和｢ありがと...｣

あの打ち合わせの日、目が覚めたにのは

最近では珍しいくらいすごくすっきりした顔してて

大野さんが真面目な顔で｢眠いならいつでも寝ていいよ｣

っていってから楽屋や移動車とかでも

俺らの誰かがいると寝るようになった。

今のにのは俺の膝を枕にして寝てるわけだけど

皆も寝てる時は必ずどこかが触れてるらしい

でもそれは腕だったり手を握ってたりがほとんどで

唯一俺だけが膝枕って言うのはちょっとだけ優越感。

それでもここまでにのが不安定になることなんてほぼないわけで

そしてこんなにも長く寝ることもないから俺らはみんな心配してる

和｢ん.........じゅ、く.......｣

寝言で俺を呼ぶにのが可愛くて

｢相談くらい、しなよ.....｣

そんなこと言ってもしないことなんか分かってて

翔くんが今必死に情報探してくれてる

それでも全然見つからなくて俺も探すけど何も見当たらない

来週のにのの誕生日。それまでには何とかしてあげたくて

必死にもがく

だけど情報が無さすぎて俺は何も出来ないんだ

膝の上でぐっすり眠るにの

守って、あげたい。

和｢ん.....｣

前髪を目にかからないように避けながら頬を撫でると

無意識だろうけど擦り寄ってくる

｢着きましたよ｣

｢ん、ありがとう｣

そんなにのを抱えて今日も俺の部屋に帰るんだ