クリスマスをキミと'18 (ページ9)

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終業式も終わって冬休みに突入すると、部活をしてない私は学校に行く機会も少なくて、全然彼を見てない。

彼不足、だ。

今日は希望制の補習を受けに行くんだけど、それにしても寒い。

いつもの時間になっても電車が来なくて、遅延かなとスマホを見て気づく、

今日、クリスマスじゃん。

サンタさんも来ないから、忘れてた。

まあ、だからと言って、なんにもないんだけど、
今日はクリスマスだし、と意味のわからない理由をつけて、少し高いミルクティーを買おうと自販機に向かった。

ミルクティーにしようと思ってたけど、ホットココアもいいな。
…あ、コーヒーも眠気覚ましにいいかも。

優柔不断な性格だから自販機の前で悩んでいると、

「すみません、並んでますか？」

「あっ、いえ、どう…ぞ、…」

びっくりして立ち尽くした。
そこには、想い続けた彼の姿。

そういえば、彼はいつもミルクティーを持っていた。

やば、どうしよ、

言葉に詰まってその場から動けない私を見て、不思議そうに首を傾げる彼。

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