クリスマスをキミと'18 (ページ22)

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red 04 ページ22

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『えっ』

びっくりしてすぐに玄関に走る。
ぜんぜん距離はないけど走って、鍵を開けて扉を開けると、

「メリークリスマス、？笑」

なんて。

「なに、してんの、」

「変装しないと、ほら、」

真っ白なヒゲを付けて、赤い帽子を被って、

「逆に目立つよ、ばか、」

「大丈夫、外から見えないし。ていうか寒いから入っていい？笑」

「…ふふ、しょうがないなぁ」

「おじゃましまーす」

勝利と会えたことが、勝利が来てくれたことが、嬉しくて、もう、サプライズが過ぎるよ、と心で思った。

「これA作ってないじゃん、笑」

「ケーキ以外ね？」

「え、ケーキ作ったの？」

「うん、」

「…すごいじゃん」

「でしょ」

勝利は私の強がりを全部見抜いてるみたいにショートケーキの生クリームをペロッと取った。

「あまっ」

そりゃそうでしょ、なんて笑うと、勝利も顔をくしゃっとさせて笑う。

その後、かわいいプレゼントを持ってきてくれた赤い彼は

きっと、わたしだけのサンタさん。

______Fin.