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林檎が二個落ちた ページ5

その日から、私の不思議な日常が始まった。


朝起きたら、フェーヂャに吸血される。


そんな日々だった。


最初は痛かったけれど、今はもう慣れている。


でも、そんな日常、日常なんて呼べなかった。


一月程過ぎた或る曇りの日。


私はフェーヂャの部屋に呼ばれて


何をするのか楽しみで行った。





「何々?!どうしたの?フェーヂャ!また面白いお話ししてくれるの?」


ド「…そうですねぇ、詰まらないかも知れないので。すぐ寝てしまうかも知れないですね。」


「えー…でも、逆に気になる!聞かせて!」


ド「ふふ、判りました。‥紅茶を用意するので、少し待ってて下さい」


「はーい!」


詰まらない話、かぁ。


初めてだなぁ。


逆に楽しみかも‥





ド「さ、紅茶の用意が出来ました。」


部屋に紅茶の良い香りが漂う。


「で、何のお話し??」


ド「或る少女のお話しです。」


「へ〜、」


ド「或る処に少女が居ました。」


表情一つ変えずに話を進める。



本当だ。普通のお話しっぽい



私は紅茶に角砂糖とミルクを入れ



『ゴクッ』


一口紅茶を飲んだ。


ド「その少女は……」




あれ?


何か眠く、なっ、て……




『ガタンッ』




ド「地下室に閉じ込められました………




貴女の事ですよ?









ルノワール」



或る処に


少女が居ました。


その少女は美しく


健気で、或る男に気に入ってもらえました。


その男の名は、ドストエフスキー。


少女の名は………………ルノワール
と。


少女は男に一生閉じ込められましたとさ。



ド「めでたしめでたし^ ^」


さぁ、



ド「僕の掌の上で踊りなさい。」


パーティーは今開かれた。


茨の中を進む非日常的少女

少女に依存する男。


これからパーティーはどう進むか?









〜少女はまだ知らない。〜



それは果たして


ハッピーエンド



バッドエンド









どちらか?








ーーーーーーーーーー

何だコレ………(´⊙ω⊙`)


いや、途中のナレーター誰だよ。

林檎が三個落ちた→←林檎が一個落ちた



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雪華 - 栢山さん» ありがとうございます!好みに合って良かったです (2018年3月26日 20時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
栢山 - 闇があるので、とても私好みです(^-^;。 (2018年3月26日 18時) (レス) id: 015d78937e (このIDを非表示/違反報告)
青空ピース - みささん» ご観覧ありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2018年3月22日 8時) (レス) id: dd74f2815f (このIDを非表示/違反報告)
みさ - ドストさん推しなのでうれしいです!! 設定めっちゃ好みだし、これからも更新頑張ってください! (2018年3月22日 2時) (レス) id: 2aabce13b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青空ピース | 作成日時:2018年3月4日 19時

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