病気 (ページ6)

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大ちゃんが来た。やっぱり一番最後に。

すぐに山田が話し始めた。

山「ねぇ大ちゃん」

みんな真剣な顔をしている。

有「ん、なに？」

そういう大ちゃんの顔は、驚くほど、

青白かった。

山「最近ご飯食べてないでしょ。顔も青白いし。どこか悪いところでもあるの？」

有「え、そ、そう？そんなことなくない？みんなどうしたの、そんな顔して。暗いよ、
　これから撮影なのにさぁ」

山「そんなことあるよ！こっちは心配なんだからさ！話してよ、、、」

山田がいつになく真剣に話す。

有「ごめん、、、」

山「どうしたの？」

山田がさっきとは打って変わって優しい笑顔になる。

有「じつは、、、」

ス「では、撮影入りまーす。皆さんおねがいしまーす。」

タイミング悪くだいじなところで、撮影の時間になってしまった。

結局、大ちゃんは何も教えてくれなくて撮影に入ろうとしたそのとき、

有「うぅっ、、、」

急に大ちゃんがおなかを抱えて地面に倒れた。

「大ちゃん！？」

俺は慌てて大ちゃんに駆け寄る。

薮「だれかっ救急車っ！」

みんな大ちゃんに駆け寄り、次々に声をかける。

それでも大ちゃんは、おなかを抱えて苦しむだけだった。