検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:46,966 hit

-7- ページ9

私の呪装は鞘に呪をかける。色は黒を基調としている。

士門君は上空から指示を出している。私は年こそ上だが、十二天将である士門君の指示に背くようなことはしない。もちろん、任務の時は、だが。
私も有馬さん務める陰陽頭の補佐をしているので、まぁ、上の方の立ち位置にいる。

「Aさん!右側の、お願いします!」
「了解」

スッと剣を振り地面を強く蹴る。そのままの勢いでケガレに剣を突き刺した。ケガレは星となり、消えて、見ると他のケガレも姿がなくなっていた。

「お疲れ様です。Aさん、怪我はないですか?」
「お疲れ様、全然大丈夫だよ。士門君こそ大丈夫?」
「はい、俺の小隊にも怪我人はいないので」

やっぱり真面目だなぁ、と思いながら足を進める。

「あ、そうだ。恵治君今日はどうしたの?いないみたいだけどぉ!?」

…痛い。足くじいた。痛い。

「え!?Aさん!?だ、大丈夫ですか!!?」
「うん。全然大丈夫じゃない、ホント痛い。」
「えぇ!?歩けますか?!」

立ち上がると歩けない程ではなかったらしく、引きずりながらではあっても歩くことは出来た。

「あ、歩けるね、これ。じゃあ大丈夫だ。家に帰ろう」
「駄目ですよ」
「ううん、大丈夫。家でちゃんと呪かけるから」
「駄目ですよ」
「あ、もうなーんにも痛くない。寧ろ最初から痛くない」
「それは流石に嘘ですよね!?」

と、その時。

ギャアアアアアアアアァ!!!

「ッ...!」

地面から出てきたケガレは私の腹部にクリーンヒット。痛い。
鎧包剛羅かけてたから大事には至らなかったけど。
あぁ、どうしよ。これは病院行かないとだなぁ。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「あ〜、これは2,3本折れてるっスねぇ」
「え、嘘だよね?」
「いや、マジっスよ」
「えぇ...」

正直、あれは死んでてもおかしくないと思った。
いきなり出てきたケガレは脅威度BBとかAだったと思う。
いや、ふつうだったら倒せるんだけどね?

「で、2週間は戦闘禁止っス」
「2週間…かぁ……」 「やる事なくなるじゃん…」

そんな私の嘆きに勘久郎が首を傾げる。

「あ、言い忘れてたっス。戦闘禁止中Aは僕の手伝い、って有馬さんからの命令っス」
「あー、そうなんだ......っては!!?」

バッと立ち上がる同時に陰陽頭への一発お見舞いを決意した。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
テスト期間で更新できません。見ていただいている方ごめんなさい!

−8−→←-6-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:双星の陰陽師 , 水度坂勘久郎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

水麟 - 紅 こべにさん» ありがとうございますっ!凄く嬉しいです!(満面の笑み) (2019年5月3日 16時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
紅 こべに - 面白すぎませんかこういうシリアス大好きです(真顔) (2019年4月27日 6時) (レス) id: 64e65a2b60 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - おりんさん» ありがとうございます!嬉しいの一言です! (2019年4月1日 19時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
おりん - 水麟さんの作品は全部好きやなぁ…(キラキラ) (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)
おりん - え、何これメチャおもろ (2019年3月30日 11時) (レス) id: be6cccc8ca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水麟 | 作成日時:2018年11月14日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。