ママちゃう！4

部屋で寝ろ ページ22

　
　
　
黄side
　

　
「え？あっ！じゅんくん、助けて！！」
　

　
黄「…へ？」
　
　
ん？助ける？状況がつかめてへんねんけど。
　
　
「なんかともくん、寝ぼけて抱きついてきて、そのまま
　また寝ちゃったんよ。」
　
　
あー、そう言う事か。
幸せそうな顔して寝よって、腹立つな。
　
　
黄「おいっ。神ちゃん、起きろ。起きて、部屋で寝ろ。
　 ほんま、どいつもこいつも面倒くさい酔い方
　 しよって。」
　
　
背中を叩いて少し大き目の声で起こしてやる。
　
　
緑「んー？淳太ぁ？」
　
　
黄「“淳太ぁ”やないのよ。ほれっ、神ちゃん起きて。
　 部屋行くで。」
　
　
緑「んー、連れてってー。」
　
　
Aからやっと離れて、寝ぼけた顔でヘラっと笑う
神ちゃん。

　
黄「いや、連れてくけど。ちゃんと歩いてや。
　Aも片付け明日にしよ。今日はもう休み。」
　
　
神ちゃんの腕を肩に掛けてなんとか立ち上がらせる。
うん、小柄とはいえ成人男性。しっかり重いわ。
部屋までたどり着けるやろか。
　
　
　
「じゅんくんありがとう。じゃぁ、ともくん部屋まで
　届けたらリビング来て。お茶淹れるから。」
　
　
黄「ほんま？ほんならすぐ神ちゃん部屋に放り込んで
　 くるわ。」
　
　
「いや、優しく連れてってあげてな。じゃ、私先に
　リビング行ってるな。」
　
　

　
やったー٩( ᐛ )و
Aと2人でお茶できるなんて今日一日がんばった甲斐があったな。
やって俺がんばったと思うやろ？
こんなご褒美くらいあってええよな。
　
　
　
　

　
ところで…。
　
　
　
　

　
　
黄「おい、神ちゃん。ほんまは起きてんねやろ？」
　
　

　
　
　


緑「……バレてた？」
　
　
　
　


　
　

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