ママちゃう！ (ページ10)

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大丈夫やでページ10

赤「おん、大丈夫やで。実はこの家な…」

大ちゃんの説明によると、この家はもともとジャニーさんが、グループの人達が共同で生活できるように作った家で

2階、3階には個人の部屋とそれぞれの階にお風呂、トイレもあり

地下にはレッスンフロアや楽器を弾けるスペース

そして屋上テラスもある何とも豪華な家で

私達の部屋があるのは1階。もともとは住み込みで料理なんかをしてくれるお手伝いさん用の部屋らしい。

赤「Aも一応年頃の女やねんから、その方が
　ええやろ。」

「一応て…でも、気ぃ使ってくれてありがとう。」

赤「…あと、悪かったな。急にこんな事なって。
　俺小さなってもうたし、なんや急に頭ん中も
　小さなって泣いたりもするし…」

ぎゅっ
「大ちゃん、大丈夫やで。大ちゃんも急に小さ
　なって不安やんな。
　私保育士やし、小さい子好きやし、
　何てったって大ちゃんの妹やで。
　なぁんも心配あらへんよ。」

赤「うわぁぁんっ、Aーっ！！」

あれから泣くだけ泣いて、大ちゃんは泣き疲れて
寝てしまった。

緑「しげ、泣いてたみたいやけど大丈夫やった？」

大ちゃんをベッドに寝かせてあげると、ともくんが
来てくれた。

「ともくん、ありがとう。
　大ちゃんと話したんやけど、やっぱり小さく
　なって不安やったみたい。」

緑「そうよな、不安よな。
　ほんましげは何でも抱え込むから…」

「うん、でも、もう大丈夫やと思う。不安な
　気持ちも吐き出せたし、ウチのお兄ちゃんは
　強いから！」

緑「！！せやな！なんせウチのセンターやからな！」