昔は呼んでくれたやん（黄橙） ページ15
橙「そういえば、そうやん。
昔は呼んでくれたやんな。」
緑「そうやったん？」
「もう、また昔の話でしょ！」
桃「何、何？いつの話なん？？」
黄「昔な、1回しげとAと照史と俺の4人で
ディズニー行ったことあってん。」
13年前、私が5年生の時。大ちゃんもまだ高校1年生だったけれど何度か仕事で東京に行ったりしてた。
確かクラスの子がディズニーに行ったって話を聞いて
家で何気なしに
「私もディズニー行きたいなぁ。」
なんて言ったところ、大ちゃんが
「東京やったら俺が連れてったるで。」
って。まぁ、ディズニーって千葉やけど。
黄「しげにな、相談されてん。
『淳太くん、ディズニー詳しいですよね？
今度、妹連れてくんですけど
どうしたら良いですかね？』
って。」
あぁ、そうやったんや。
大ちゃんの優しさに頬が緩む。
黄「で、ちょうどその頃、俺らごくせんやってた
から、東京におってん。
それで照史も誘って4人で行ってんな。」
橙「んもう、めっちゃ可愛かったで！
あの頃のしげって可愛かったやん？
そのしげがめっちゃ可愛いA連れきてん！
しかも手繋いで、お揃いの服着て！！」
黄「俺、速攻カチューシャ買ったったもん！
ミッキーとミニーの！！」
橙「その時は“じゅんくん”、“あっくん”って
呼んでくれてんなぁ。」
もう、2人してそんな目で見ないで欲しい。
「わかった。
じゅんくん。あっくん。」
黄橙「よっしゃっ！！」
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作者名：サマンサ | 作成日時：2021年1月14日 23時
