【 短 編 】シ ュ ガ ー ｏｒ ソ ル ト

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『あ、そうだ！勝利くん』


「ん 〜 ？』








ソファーでのんびりしてたら、

Aが急に立ち上がった。







『健人くんにね、チケット貰ったの − ！』


「へぇ 〜 ……映画？」


『うん っ ！……あの、よかったらなんだけど…今日、行かない？』








さすが天然。

断るわけないじゃん。









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「準備、してくるね。」

『…うんっ ！」





ぱぁって、周りに花が咲いたみたいな

そんな笑顔。








ほんと、僕って幸せだと思う。









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準備って言っても、男の僕は着替えることくらい。





デニムのシャツに、黒のパンツ。

最近買った、エンジニアブーツ。





それに、ネックレスを合わせれば完成。









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先に玄関に行く。



バッグに、スマホとか財布とか入れてたら

Aが到着。








「…もう、可愛すぎ。」









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引き寄せられるように、ぎゅーって抱きしめる。






『…変じゃないかな？』

「誰にも見せたくないくらい、可愛いよ。」









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顔を真っ赤にするAが可愛いすぎて、

何回めかもう分かんないキスをする。








「僕のタイプすぎて、どうしよう…」









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パールホワイトのシフォンワンピースに、

淡いブルーのカーディガン。

甘いブラウンのショートブーツ。






僕がプレゼントした、ネックレスと

可愛いバレッタをしてる。









『久しぶりのお出かけだったから、少ない知識を絞ってみたの。』





「…なんでそんな可愛いの…/ / /」









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なんか、親バカみたいかも(笑)









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「行こっか。」

『うん っ』







手をとって、車の助手席にエスコート。




『ありがとう…/ / 』









そう言ったのが可愛くて、不意打ちのキスをした。









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「ふふっ。しゅっぱ − つ ！」


『しゅっぱ − つ / / 』









楽しい、午後の始まりだね。

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