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『勝利くん、勝利くん。』
「はい、はい、なんですか?」
キャラメルの甘い匂いが広がる映画館。
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『キャラメルと塩、どっちがいいかなぁ…』
「どっちが食べたいの?」
『どっちも美味しそうなの!』
ポップコーンが入ったガラスのショーケース。
その前で屈んで悩んでる、可愛い僕の彼女。
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「しょうがないなぁ……」
「キャラメルと塩のSサイズ一つずつ。」
〔 かしこまりました。〕
そして、とことん甘い僕。
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『しょ、勝利くん?』
「食べ比べすればいいでしょ?僕も食べたいし。」
『…ありがとう っ !』
「ふふっ。飲み物は?」
『りんご!』
「お子ちゃま(笑)」
『む − …』
.
.
「可愛い。」
『ばか……/ / / 』
「ふふっ、照れ隠し?」
『も、もう っ …知らない っ…』
「…じゃあ、もうキスしない。」
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子供っぽいって意地悪言ったって。
ほら、またすぐ甘えてくるでしょ?
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『…だい、すき…』
「ふふっ…、知ってる。」
『いじわる…』
「嫌いじゃないくせに…」
.
.
ちょっと暗い映画館の中でも、
きっと僕は君のこと見つけられる。
だって、こんなに可愛い子
A、以上はいないもん。
「A、」
『ん?…っ』
ちゅって、触れるだけのキス。
「不意打ち。」
すると、Aは悪戯っ子みたいに笑って
その甘い唇、微かに僕に触れた。
「頬っぺたが限界?」
『…も、しない っ / / / 』
照れて、顔覆うとこ
もうほんとポップコーンより食べちゃいたい。
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〔 ____お待たせいたしました。〕
整理券、渡して引き換えにポップコーン。
よろよろとポップコーン持つ、君。
「持つよ?」
『勝利くん、つまみ食いしちゃう。』
「少しは信用してよ。」
『だ − め っ 』
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睨んでるつもりかな?
.
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「可愛いだけですよ?」
『ばか…』
「ツンデレ発動?」
『勝利くん、』
「ごめん、ごめん(笑)」
.
ほら、甘い。
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えりんぎぷーる - 健人君の方、パスワード教えて下さい! (2020年6月13日 19時) (レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - 佐島聡磨葉さん» 嬉しいです !白雪、担当様書くん苦手でして…すっごく不安だったんです。でも、優しいコメントをくださって嬉しかったです(人●´ω`●) (2015年11月8日 18時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
佐島聡磨葉(プロフ) - こんなに読者の感情が揺さぶられる短編は、中々ないですよ!とても×∞面白かったです!!キュン死しそうでした!これからも作者さんの作品読ませていただきます! (2015年9月18日 23時) (レス) id: 36540710c9 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - メアリーchan♪さん» わぁ − !覚えてますよ ~ う ッ !!そんな風に言ってくださって、嬉しいです(*´∀`)はい、!ぜひ健人くんの方でも宜しくお願いします! (2015年9月17日 17時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
メアリーchan♪ - 白雪姫さん、お久しぶりです!私のこと覚えていますか?やっぱり白雪姫さんの作品最高です!健人君の方もこれから読みます!読んだらまた感想書きますね! (2015年9月17日 0時) (レス) id: c0cec876b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白雪姫* | 作成日時:2015年9月14日 13時