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廉side
苦しそうに涙を流すカイ。
俺が優しく頭を撫でてやれば、
少しだけど明るくなった寝顔。
もう誰も、傷つけんでええねん。
「………アホ」
貴方「へっ？」
「返事の仕方が紫耀と一緒や。…あんた、終わっとるで」
紫耀「どういう意味やねん！(笑)」
.
.
.
急に風が、強く吹いた。
それはそれは、わざとらしく。
色とりどりの鮮やかな花びらが部屋を舞う。
紫耀の目線に気づいて、
ふと見る。
見なかったらよかった。
.
.
.
.
花びらと、淡い光を身にまとった
天使のような…。
人生で初めて、
女を綺麗だと思った瞬間。
「…紫耀、あほ。見過ぎや」
紫耀く「めっちゃ、綺麗かってん！」
「はいはい。」
.
.
.
.
.
等の本人は、髪や肩についた
花びらを見つめながら、切ない顔しとる。
胸の、ここらへん
さっきからズキズキしたり、ドキドキしたり
なんや忙しいねん。
そんな表情させとる奴が、
少しだけ羨ましいって思っとる自分がおる。
.
こんな気持ち、感覚は初めてで
名前をつけれないもどかしさに襲われる。
「なんなん、もう…」
紫耀「何が？」
「…な、なんでもない。」
紫耀「そー？あんな、Aさまぁ〜」
貴方「え、えぇ？」
もしかしてって思った。
.
.
.
紫耀「ひらのと廉には、親がおらんねん。」
貴方「えっ……っ」
同情なんかやない、
此奴はは自分のことのように泣き出した。
「泣き虫やんな、あんた。」
貴方「っ…うっ…」
こんなに心が綺麗な女は、
初めてや。
なぁ、心
……開いてええかな？
.
.
.
.
本当の俺らを、
あなたは受け入れてくれますか？
.
.
.
.
紫耀「……ひらのな、育ててくれた人に裏切られてん。」
君の目からは、
綺麗な涙がぽろぽろと零れる。
その瞬間、
あぁ、信じてええねんな。
そう思えた。
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かな(プロフ) - 3のパスワード教えて下さい。 初めて読んだときから、好きです！これからも、頑張って下さい。 (2019年10月1日 7時) (
レス) id: 322145fa2d (このIDを非表示/違反報告)
橋本環奈 - ぜひ！3のパスワードを教えていただけたら嬉しいです！いつも応援してます！とっても面白いです！ (2019年8月7日 1時) (レス) id: 17a4189406 (このIDを非表示/違反報告)
るき - 主人公の言葉ひとつひとつが深く感じます。続きが見たいので、次回作のパスワードを教えて下さい。 (2019年3月5日 20時) (レス) id: 2b9c721596 (このIDを非表示/違反報告)
りんくま - 凄くおもしろいです！読んでいるうちに、どんどん物語に引き込まれていきます。パスワード教えてください。 (2019年3月3日 19時) (レス) id: b5999825e3 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズ大好き0618 - 次回作のパスワード教えてください。すごく感動しました。途中で出てきた主人公の言葉すごい感動しました。 (2018年7月29日 22時) (レス) id: 71b7752c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年7月24日 7時
