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顕嵐 side
「あっ、笑った。」
海斗「誰が？」
.
「べっつに 〜 。」
海斗「あ − 。はい」
『いつものことか』とでも言うように
宮近は、俺に少し微笑んだ。
海斗「はい。」
「ん。ありがと」
ごくんと飲み込めば、
口の中に広がる甘いココア。
「分かってるじゃ − んッ」
海斗「当たり前。」
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.
少し話して、宮近が仕事を始めた。
それで俺は、また窓の外を見る。
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成績もいい。
運動もできる。
凄く綺麗。
めっちゃ可愛い。
一途で純真無垢。
君に足りないのは、そう、たった一つだけ。
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「自信、持てばいいのに…」
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6月の澄んだ風が、
少し遠くにいる君の髪を浚う。
君は、あんな風に笑うんだ。
君は、あんな風に切なく微笑むんだ。
君は、あんな風に我慢するんだ。
ずっと、見てきたからか
少しだけど君の癖が分かってきた。
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.
嘘をつくときは、
『ごめんね。』が多い。
お願いをするときは、
『ありがとう』が多い。
苦しいときは、
『大丈夫。』が多い。
切ないときは、
『気にしないで。』が多い。
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.
最初は、ただの興味本位だったんだ。
女が苦手な玄樹の隣にいたから。
ただ、それだけ。
.
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.
だけど…、
見てるうちに、自然と目で追う自分ができた。
話しかけるだけで、緊張してる自分がいた。
笑いかけられたとき、照れる自分を見つけた。
.
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でも君の心は、俺に微笑みかけられたって
びくともしない。
堅く閉ざされてるその心の扉は、俺じゃ開けない？
.
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君に微笑みかけられる、
玄樹が羨ましいと
素直に、そう思った。
何も知らない俺は、
君を傷つけた。
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陵葉 - すごい最後が泣きそうになりました笑面白かったです(*^_^*) (2016年4月16日 19時) (
レス) id: 3c4f7553c1 (このIDを非表示/違反報告)
あらしっく＆ｊｒ大好き - とてもおもしろかったです 1日で読みきってしまいました (2016年3月20日 11時) (レス) id: f29b5a006f (このIDを非表示/違反報告)
らけっと占ツク復帰まであと一週間。。。。(プロフ) - 白雪姫*さん» おっけんと！！マイボードに来てもらえたら嬉しい！ウェルカム！！！ (2016年1月11日 20時) (レス) id: 98bd7adc07 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - らけっと占ツク復帰まであと一週間。。。。さん» 名前が違ったから、一瞬誰？！って思っちゃった （笑）こちらこそっ！新作の相談がしたくて、、いいかな？ (2016年1月11日 20時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - (玉森y)(永瀬r)(佐藤s)さん» 無理やりすぎる終わりだったので、続編？みたいなものを作ろうかなって思ってます(*^^*)そう言っていただけて、本当に嬉しいです っ！ありがとうございます！ (2016年1月11日 20時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年8月7日 10時
