００.３ ページ3
「み、見えないっ……」
どれだけ背伸びしても、
前の新入生の大群には叶わなかった。
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？？「…お名前は？」
「へっ？……は、春井Aですっ！」
上から聞こえた、男の子の声。
ゆうちゃん以外の男の子とは免疫がない私は
中々見上げて、顔が見れない。
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？？「春井さん………あっ、僕と同じクラス！」
「お、おぉ！…？」
驚いて、その拍子で見上げた。
優しい男の子は、
ゆうちゃんとは正反対な感じ。
だけど、女の子よりも可愛らしい笑顔が
不意打ちでキュンってした。
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？？「ごめん、ごめん(笑)5組だよ〜」
「あ、ありがとうございますっ」
？？「人が困ってたら、助けるのが普通でしょ？」
そう言って、ふわっと微笑んだ。
可笑しいな……。
諦めたものの、ゆうちゃん以外の
しかも、名前も分からない会ったばかりの人に
なんでこんなに、ドキドキするんだろう。
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？？「あっ、入学式始まっちゃうっ！…じゃあ、また後でね。」
笑窪が可愛いなぁ………なんて思ってる私は、
相当アホなんだろうか。
ぼーっと、優しい男の子の
華奢な後ろ姿を見送ってたら、
今は聞きたくない声が聞こえた。
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見たら傷つくって分かってるのに、
見てしまう私はきっとバカ。
「っ………私も、行こ」
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ゆうちゃん、
芽衣に微笑みかけてた。
私なんかがいなくても、
ゆうちゃんは全然普通に笑えるんだよね…。
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遠くて聞こえる声が、見える笑顔が
どんどん私の知らないものに変わっていく。
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零れそうになった涙を、
真新しい制服の袖で拭って
私は前を向き、進んでった。
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？？「さっきの子……」
勇太「A……」
芽衣「どこにいるの………？」
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それぞれの想いが交差しながら、
新しい生活が始まった。
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陵葉 - すごい最後が泣きそうになりました笑面白かったです(*^_^*) (2016年4月16日 19時) (
レス) id: 3c4f7553c1 (このIDを非表示/違反報告)
あらしっく＆ｊｒ大好き - とてもおもしろかったです 1日で読みきってしまいました (2016年3月20日 11時) (レス) id: f29b5a006f (このIDを非表示/違反報告)
らけっと占ツク復帰まであと一週間。。。。(プロフ) - 白雪姫*さん» おっけんと！！マイボードに来てもらえたら嬉しい！ウェルカム！！！ (2016年1月11日 20時) (レス) id: 98bd7adc07 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - らけっと占ツク復帰まであと一週間。。。。さん» 名前が違ったから、一瞬誰？！って思っちゃった （笑）こちらこそっ！新作の相談がしたくて、、いいかな？ (2016年1月11日 20時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - (玉森y)(永瀬r)(佐藤s)さん» 無理やりすぎる終わりだったので、続編？みたいなものを作ろうかなって思ってます(*^^*)そう言っていただけて、本当に嬉しいです っ！ありがとうございます！ (2016年1月11日 20時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年8月7日 10時
