同じ ページ36
二人で帰る帰り道は、
いつもと同じ筈なのにキラキラしてる。
隣で歩く君が、眩しくて、照れくさくて
俯いたままそっと歩く。
勝利「…そういえば、誕生日もうすぐだね」
「…覚えててくれたの？」
勝利「友達の誕生日くらい、俺だって覚えるよ(笑)」
楽しそうにはにかむ、そんな笑顔みて
私もなぜか笑顔になる。
二人の独特な空気に包まれて、
いつもの道も嬉しくて、楽しくて
幸せに満ち溢れてた。
.
.
.
.
勝利「…進路、決めたの？」
「…うん。決めたよ」
勝利「そっ か………実は、俺も決めたんだよね」
「そうなん だ…………」
別れを受け止めてた筈なのに、
いざこう話すと、離れたくないって
そう心が叫ぶんだ。
勝利「それがさ………あの、母さんがねIT関係の会社で働いてて……その会社の社長が親戚なの。でね…親戚は結構な歳で、息子とかいないから、跡取りを探してたんだって。だから さ…」
勝利くんが、拳をぎゅっと握りしめた
すーっと息をすって、
真っ黒で潤んでる綺麗な瞳に私を写した。
その瞳は真っ直ぐで、澄んでて
凄く、夢を見てるようにキラキラしてた。
勝利「俺、アメリカに行って跡取りになる為に勉強しようと思う。」
.
.
.
.
「しょ、勝利くんも！？」
勝利「もってことは………Aもなの？」
「じ、実は……お母さん、パティシエールなんだ。……それで、来年の春にお母さん自分のパティスリーを立ち上げるの…だから私は、手伝おうと思って…」
勝利「フランスとかじゃないんだ……」
「フランスじゃありきたりすぎるからって、アメリカに………」
勝利「そ っか……でも、嬉しいな…」ボソッ
ん？そっかの後がよく聞こえなかった……
「勝利くんなんて言ったの？」
勝利「な、なんでもないっ…/ / /……あっ、着いたよ」
勝利くんから、視線をずらすと
目の前には私の家が。
「送ってくれてありがとう……また、明日ね」
勝利「うん…じゃあ…」
爽やかに微笑んで、来た道を戻ってった。
反対方向なのに送ってくれたと思うと
まあ胸が締め付けられた……
.
「かっこよすぎだよ…ばか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 405人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
。 - 佐藤勝利のローマ字が違ってますよ『syori』ではなく、『shori』です。それに改行しすぎです。スクロールするのが面倒です。大事な場面とかならまだしも…。 (2020年8月15日 18時) (
レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - ちょっと質問何ですけど、卒業間近と３のAって所から３年生って言うのは分かるんですけど風磨君と健人君が先輩にいるのはおかしくないですか?? 素朴な疑問だし、一応３年生なのか確認したいだけなので返信頂けるとありがたいです。 (2016年8月28日 6時) (レス) id: 519bb30494 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - メアリーchan♪さん» それはよかったです（笑）勝利くんの新作短編、よかったら見てみてくださいね ~ 。彼氏さん、幼馴染なんですね！…残念ながら、私の幼馴染は女の子です（笑）まぁ、男の子もいるんですが小学校のときに転校しちゃって、名前すら曖昧です（笑） (2015年9月15日 0時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
メアリーchan♪ - 誤字脱字は全然大丈夫ですよ！私もあるあるなので笑彼氏いますよ照幼馴染なんです(//^^//)私もいつか白雪姫さんみたいに小説書いてみたいなって思います！白雪姫さんの作品全て見させていただきました！どれも私のドツボにはまって1人でウハウハしてました (2015年8月29日 22時) (レス) id: c0cec876b1 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - メアリーchan♪さん» 彼氏さんいるんですね 笑。今読み返してみたら、誤字脱字が多くてびっくりしました 笑。 (2015年8月29日 19時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年6月29日 17時
