ロ イ ヤ ル . １０３ ページ3
玄樹「………」
「お−い、……逝った？」玄樹「は？」
「あ、元に戻った」←
玄樹「ちょ、黙ってて。」
「あ、うん？」
.
.
玄樹「ドイツに、いらしたのでは？」
急に、丁寧な言葉使いになる玄樹。
それだけで、これは
私が入っちゃいけないって察した。
「急に、会いたくなってしまって……」
玄樹「…嗚呼、そうでしたか。ですが勇太は今…」
「勇太さんじゃないの、」
玄樹「っ、」
.
.
「玄樹くんっ、好きなの。…貴方が好きっ」
.
.
私の目の前を通る彼女から、
花のいい香りがした。
玄樹に抱きついて、頬を寄せる彼女は
本当にお姫様みたいで、
一応、女の私から見ても綺麗だと思った。
.
.
.
幸せそうな顔をする彼女と、
少し複雑そうな顔をする玄樹。
何故か、胸がズキズキして
その場を見てられなかった。
.
.
「わ、わたしっ……お邪魔みたいだから、帰るねっ。ば、ばいばいっ」
玄樹「えっ、あ、ちょっ、Aっ！！」
振り払った玄樹の声。
.
.
溢れるハートの涙を、
受け止めてくれる人はいますか？
.
.
溢れてく、ハートの涙を
受け止めて欲しいんだ。
わからない。
解らない。
分からないから、苦しい。
.
.
「……A？」
聞き覚えのある声は、
優しさに溢れてた。
「ゆう、た…」
.
.
.
白雪姫の毒林檎は、
本当に毒林檎だったのだろうか。
.
.
.
「俺じゃ、だめなの？…」
気がつけば夜。
朧げに淡く、
照らす月が哀しい。
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ゆるり - この作品の世界観が大好きです。どうか消さないでください… (2018年1月7日 5時) (
レス) id: c0fe131439 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀 - 面白いデス！消さないでください！お願いします。 (2016年12月14日 23時) (レス) id: 17dc9a5a17 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年10月29日 21時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
雪 - おもしろいです！消さないで下さい！ (2016年1月25日 18時) (レス) id: 07d016138a (このIDを非表示/違反報告)
詩織(プロフ) - この作品とても好きなので消されてしまうのはとても悲しいです。 (2016年1月24日 21時) (レス) id: 3aa09f13e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2016年1月9日 15時
