続 ロ イ ヤ ル プ リ ン ス の 攻 略 法

ロ イ ヤ ル . ８６ ページ36

貴方 side







「はぁ … 」


玄樹「ん、どした？」







だるそうに、だけど 真面目に

玄樹がそう問いかけた。









無理もないか。









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勇太「今ので、ため息何回目だ？」


玄樹「… なんか、あったんだ」








「 … 聴いたこと、あるのに 思い出せないの …」









あ" − 、歯がゆい。

こんちきしょう←


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リピートされる 、


曲 、歌詞 、声 、









漣 と 、ちょっとの潮の香り。









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《青空のした 貴方を 助けた のは


紛れも無い 、私だと







そう、言えたら

どんなに良かったか。









もしも、私が 泡となって 海に 流れても

貴方の笑顔だけは 保ってて欲しいから。









好きだよ 、壊れそうなほど

愛してる 、言えない言葉。









もう、全部 遅過ぎたかな … 》



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「こんな感じだったと思うんだけど…知ってる？」





玄樹「その歌 、紫耀が よく 鼻唄で…」


「紫耀、くんが？」




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「… 人魚姫だから？」





玄樹「さぁ？でもまぁよく、それ紫耀が口ずさんでるよ。」




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《 貴方のその瞳に映るものは 、

私たちと同じだろう？








それを、否定するのは

どうもおかしい。







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貴方の唄 、いつも聴いていたよ。








西の王子を助けたのは貴方なのに。









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… もしよかったら、その傷を

僕と一緒に修復していかないかい？









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あぁ 、やっと

顔が見えた。》






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こんにちは。

君の名前は ______ 》









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人魚姫の物語って、確か……









……… 魚 ？(((









あ、…

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《どうか、君に聴いてほしい

ありったけの想い込めたから






君の唄は世界をも映し出して

涙に 隠れた 真実 が 切ない 。







海に願う 、もう一度 …

もう一度 … もう一度 …








逢いたい 。》


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「…紫耀くん」



紫耀「…A、ちゃん？」









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逃げないで。

怖がらないで。


僕はただ 、君の全てを 受け止めたいんだ。

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