続 ロ イ ヤ ル プ リ ン ス の 攻 略 法

ロ イ ヤ ル . ７４ ページ24

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むか − し、むかし。

それはお伽話に出てきた、
プリンセスたちがいた頃のこと____。









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誰もが見惚れるほど美しい、

異国の好色王子がいました。









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好色王子は、

プリンセスを手当たり次第口説き、落として行きました。









純粋で、世界を知らなかったプリンセスたちは

次々に王子に恋、焦がれ







やがて、物語に背き始めました。


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曖昧で、優柔不断な王子。

けれど確かに、人を惹きつける人柄だった。










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プリンセスたちは、自分がもつ宝石を一つずつ持ち寄り



輝石の泉 へ 、祈りました。









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来世で、王子 と また 巡り会えるように___と









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顕嵐「ふふふっ。それが君だよ、Aちゃん。」


優太「博愛野郎。」


海斗「今世でも、変わっていないね。」









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「「「「「はぁぁぁぁ！？？？？」」」」」



勇太「ほう…」









王子が、姫で


姫が王子で…









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顕嵐「Aちゃんが前世で結ばれる筈だった、運命の人を探さないといけないの。」



優太「でないと、これは来世にまで続いてしまう。」



海斗「残念だけど、それしか道がないんだよね。」




「そ、んな っ！」









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顕嵐「というわけで、王子 ♪ 」









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「「「恋を、初めてみませんか____？」」」

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