花 婿 候 補 は １０ 人 の 訳 あ り 執 事 ？ ！

s t o r y . 10 ページ45

健人side






貴方「でね、健人くんっ…秘密だよ？勝利の、サプライズパーティーを企画してるの！」








Aが相当な鈍感なのか、無自覚なのか

勝利が不機嫌そうなのに一つも気づいてない。








それどころか、楽しそうに嬉しそうに

サプライズパーティーで俺に頼みたいことを

一生懸命話してる。









「A、後ろ」




貴方「へっ？………」






無愛想になった勝利が

庭園のテーブルに頬杖つきながら、

こっちを鋭く睨んでる。








それが可笑しくって、可愛くって

ついつい笑ってしまう。









勝利「二人してなに笑ってんの…」



「いや……勝利が、可愛いなぁって思ってね」








勝利「可愛くないし…」


「えー、可愛いよ〜。健人くんもそう思うでしょう？」


健人「うん。勝利は可愛い」









勝利「ばーか...。」









そう呟いて、

赤くなった顔をうつ伏せにして隠す。









ほんと、猫の中の猫だと思う。









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.









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「ふふっ。……あっ、聡くんだ」



聡「ちょっとーっ！！！朝食冷めちゃう！」



「冷めないでしょ？だって聡くんは、タイミングバッチリに朝食出してくれるもん。」









聡「まぁ、ね……」



「拗ねても可愛いだけだよ…？」









そう言って、髪をくしゃくしゃすると

太陽みたいにはじける笑顔を見せる聡くん。









健人「あっ、松島！昨日夜遅くまでなんかしてたろ」




聡「あっ……ばれた？(笑)」





健人「おい、主任だぞおれ(笑)」





聡「スイーツの新作考えてたんだ〜。新作考えて持ってったら、幻のロマンスチョコレート(架空)が手に入るのっ！」






「…新作を持っていく？」







健人「あれ？知らなかったっけ」



「何を？」



健人「俺ら、才能の塊なのそれぞれ (笑)」









凄いえっへんって感じで、私を見下ろす。









なんか、皆んな本当に凄いな(笑)

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