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弾き終わった後、健人さんは
今までにない、優しい笑顔を浮かべた。
健人「この曲、まだ歌詞がないんです」
「…作詞作曲ですか？」
健人「はいっ……そのつもりです」
「…凄いですね」
嬉しそうに、だけど少し照れながら
『ありがとうございます』
そう言った。
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「…健人さん、健人さんのピアノは聞いていて心がすごく澄みます。お母様の、言っていた通りですね」
健人「…そうだと、いいんですけどね」
「きっと、お母様にも届いたと思います。健人さんの、気持ち」
健人「……母さんっ……」
「……健人さんはもう、次へ進めますね。後は、自分でもう踏ん切りをつけるだけです。」
優しく微笑むと、
返事をするように、微笑み返してくれた。
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健人「…俺は…………もう自分を責めるのを辞めようと思います。…きっと、その方が母さん喜ぶから」
「…そう。それが、あなたの道ね」
健人「はいっ…本当に、ありがとうございました。」
「…私はなにもしていないわ。」
健人「…A様はやっぱり、母さんに似てます。」
「えっ？」
健人「雰囲気とか、仕草とか………あと、俺をちゃんと理解してくれるとことか」
「そう、かしら？」
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調べたところ、健人さんのお母様は
心から綺麗でとても美しく、
賢い女性だったそう。
誰であろうと、分け隔てなく優しくて
差別や格差などを嫌っている、正統派だった。
その性格と容姿で、
交友関係が広くて深かったらしい。
名前の、紀澪どうり
とてもキレイな方だと聞いた。
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健人「……A様、A様へこの曲を贈ろうと思います。……迷惑ですか？」
「…とんでもない」
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健人さんは、嬉しそうに微笑んだ。
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健人「A様…………命をかけてもお守りしますっ。生涯、永遠に_____」
跪いて、私の手の甲に口づけを落とした。
それはまるで、絵本から出てきた
王子様のようだった。
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白雪姫*(プロフ) - 茉央さん» ありがとうございます！しょうれん様の小説はどれかの小説が完結・移行次第、皆様にお届けしたいと思います(*´∀｀) (2015年7月5日 7時) (
レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
茉央(プロフ) - 紫耀 くんの、甘々が見てみたいですっ !!!! いつも 更新楽しみにまってます！ 更新ふぁいとーまですっ ！！ (2015年7月5日 2時) (レス) id: 017046b6bd (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫*(プロフ) - りおさん» おーけぇーですよーうっ(*´∀｀)そう言って頂けて嬉しいですっ。更新どちらも頑張りますね〜。 (2015年6月29日 17時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
りお - れんれんの甘い感じお願いします!白雪姫さんの作品いつも面白いです!これからも頑張ってください!! (2015年6月29日 17時) (レス) id: b74ad6a98f (このIDを非表示/違反報告)
さ〜ら??(プロフ) - よろしくお願いします。 (2015年6月28日 10時) (レス) id: 6da6f9b4a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪姫* | 作成日時：2015年5月29日 23時
