ずっと待ってるから。

29 ページ29

中間side




あれから時が過ぎるのは早いもので
はや2ヶ月。



だんだん街も、ちょっとずつではあるけど
活気が戻ってきた。




俺らもちょこちょこ仕事ができるようになった。






まぁでも、神ちゃんが起きないのは変わりなくて。




地震が起きてなかったら、
できることはいっぱいあった。



地震が起きてなかったら…て、

どうしようもないんやけどな。



自然災害やねんから。

誰もが憎いはず。




そういえばもうすぐ神ちゃんの誕生日やな。


もう…28歳になんのか。



もうちょっとで30やな。


気ぃ早いか笑



え、待てよ待てよ。そしたら俺は…今年で…34!?



(((((´°ω°｀*))))))ひぇー…



早くないか…？



まぁそんなん言うてても仕方ないんやけど笑




今日は仕事帰りに1人で来てみた。




｢…よっ｣




しげもあれから前向いてくれるようになったし、


暗い雰囲気はないから別にええんやけどなー。




やっぱり7人がしっくりくるんよな。


6人やったらなんかが足りひん。






だから早く戻ってこいよな。

こっちはずっと待ってんねんで。

いつでも万全体制でおるから。

ゆっくりゆっくり、神ちゃんのペースで、とか。

前までは綺麗事言うてたけど。

はよ戻ってこいよ…神ちゃん…

神ちゃんおらなあかんねん。何してんの？

いつまで寝てんの？なぁ…返事してや…


｢はよ起きてや、神ちゃん…｣



やっぱり神ちゃん見ると胸痛くなるわ。




流星とドラマやってた頃に黒に戻した髪。


神｢1年に1回は奇抜な髪色の自分に会いたい！｣


とか言うてたな。ずっと黒やで。


俺もお前の金髪恋しいわ。




｢じゃあ…また。明日も来るから｣

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す