正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ4)

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４* ページ4

重side

最近、神山くんがおかしい。

こないだまで俺が手を振っても振り返してくれたはずなのに、振り返してくれなくなった。

え、待ってホンマに嫌われてもうたん？？

そんなん嫌やあああああああ!!!!!←

ﾄﾞﾝｯ

重「った...すいませ、」

神山くんの事考えてたら人にぶつかってもうたやないか！！

もう、神山くんのせいや！！←

...あれ、この人たち

『ってぇな...あ、重岡やない？こいつ』

『ほんまや。おい、こっちこいや。』

重「はぁ...」

最悪やぁ、てか謝ったやん！！！

この人たちいつも神山くんの周りに居る人達やんか

あかん、しくった。

.

.

なんか連れてこられたとこは空き教室

着いて来た俺アホやんか。

なんて呑気に考えてたら

ﾊﾞｷｯ

重「っ...！痛ってぇ...」

顔を思いっきりぶん殴られた。

うわ、どうしてくれるん。

神山くんに見せる顔あらへんっ！！

って...考えてる場合やなさそうやな。

重「...何するんすか」

『はぁ？こんぐらい当たり前やろ。』

『お前が陰キャのくせに調子乗ってるからやん。』

重「はぁ？」

何こいつらめんどくさ。

『お前が神ちゃんに告白なんて、調子乗ってるとしか思えへんわ。』

『全然釣り合ってへん。自分でわかっとらんの？』

重「...あー、」

...確かに、言われてみればせやな。

いいアドバイスもろたわ。

重「じゃあ、俺が神山くんと釣り合う男になればええ話やな？」

『...はぁ？急に何言い出すん？』

『お前みたいな奴がなれる訳あらへんやろ』

重「...じゃあ無理にでもやったるわ。

いいアドバイスありがとさん。」

と言って空き教室から出た。

あいつらは追ってこなかった。

.

おし、決めたで。

絶対神山くんに釣り合う男になってみせる

そう強く心に決めた。