正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ25)

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番外編③ 修学旅行ページ25

神side

今日は修学旅行

場所は某テーマパーク

園内での行動はほぼ自由行動

グループ分けもほぼ自由。

ただし、同じクラスの人のみ

普通の人やったらめちゃめちゃ喜ぶとこなんやけど俺はあんま乗り気やない

理由はあれや

『ちょ、しげ急げや〜!!!』

『はよせんと混んでまうでー!!!』

重「おーい!!!置いてくなやぁ!!!」

いや、ええよ？

男友達だけでグループ作ってるんやったら全然構わへんけど...

『大毅くーん!!!待って待ってぇ〜♡』

...あれは大毅のクラスの千佳ちゃんっていう子

所謂ぶりっ子ってやつで有名。

...大毅が嫌がってるって分かってるんやけど、やっぱくっついて欲しくないのが本音

今だって千佳ちゃんが一方的になんやけど、大毅と腕を組んで自分の胸を押し付けてる

大毅は離そうとしてるが、千佳ちゃんがしがみついて離そうとしない

『神ちゃん？おーい！！生きてるー？』

神「はっ、え、ごめんごめん...何処から行くんやっけ？」

『だから、まずはカチューシャとか見よう言うてたやん!!』

『ほら神ちゃん、ぼーっとしてる暇無いからな？！』

神「うわっ、引っ張んなや!!」

『急ぐで!!!』

まぁ俺は俺で楽しめばええよね？

大毅の事は少しだけ忘れて、友達と一緒に走って目的地に向かった

重「...。」

.

.

すっかり日も暮れて、宿に向かう時間になった

今から向かう宿はバルコニーから綺麗な海が見えるので有名

ちょっと寄ってみようかな...

しっかし、疲れた〜...

んー、宿まで結構時間あるから寝ようかな

外の景色を眺めながら俺は瞼を閉じた

.

.

『神ちゃん!!!宿着いたっ!!!!』

神「...うるさ、」

めちゃめちゃうるさい友達に叩き起されて俺はゆっくりと腰を上げた

バスを降りると当たりは薄暗くなっていた

宿は見た通り昔ながらの木の造りで出来ていた

宿に入ると既にご飯が用意されてて、そのまま夕食となった

全て和食、そして手作りやったからかなりお腹も満たされた

やっぱ俺は和食派やな、なんてぼけーっと考えてるともう入浴時間になってしまった

ここの宿の大浴場は露天風呂があってめっちゃ気持ちよかった

風呂から上がって部屋に戻る途中、大毅の姿が見えた