正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ3)

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神side

神「のんちゃん！」

望「あれ、ともくん。どしたん？」

部活が終わり、のんちゃんのところに寄った。

のんちゃんは俺の行きつけの美容院の店員さん。

店長さんは...

藤「望？あ、神ちゃん。いらっしゃい。」

神「流星さん、こんにちは。」

藤「こんにちは〜」

望「神ちゃん今日も染めんのー？」

神「いや、今日はちょっと相談があって...」

望「んー、今お客さんもおらんしええよ。」

こんなイケメン2人で経営してる美容院。

いつもはお客さん(主に女性)がいっぱいおるんやけど、今日は1人もおらん

藤「あ、俺ちょっと仕事残ってるんやった...やってくるな？」

望「ほいほーい」

流星さんは残った仕事をやりに裏の方に行ってしまった

神「実は...僕、なんか変なんです。」

望「ん？どゆこと？」

神「ちょっと...気になる人がいて...」

と言うとのんちゃんは、目を輝かせた

望「恋愛相談とか、俺の得意なやつやん！！」

神「え...、恋愛相談かは分からないんですけど...」

望「まぁまぁ、話してみてや」

僕はゆっくり話し始めた

神「その子、隣のクラスで重岡くんって言うんですけど、僕何度も断ってるんですけど諦めず告白してくるんです。」

望「おん」

神「その事で、周りの友達に重岡くんについて何か言われると胸の辺りがズキズキしたり、モヤモヤするんです。」

望「ほーほー、」

神「それっきり、なんか重岡くんを意識してしまって、授業に集中出来ないんです...」

望「なるほど、それで困ってると...」

神「はい。どうしよう、ホンマにおかしくなってもうたんかな？」

顔を上げてのんちゃんを見ると何故かニヤニヤしてる

望「んふふ...そーかぁ、ともくんも青春してんねんな。」

神「...？青春？」

望「まぁともくんにも分かる時が来ると思うから、その時まで待つ事やな。」

神「わ、分かりました...？」

よく分からへんけど、待ってみよう。

神「ありがとうございました！」

望「またいつでもきてな？

流星〜！ともくん帰るってぇ〜！！」

藤「もう帰るん？また来てなぁ？」

神「はい！ありがとうございました！！」

2人に見送られて、美容院を出た。