正反対なはずでした。〔JW赤×JW緑〕 (ページ12)

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重side

重「あのね、神山くん...

長くなると思うし、ちゃんと分かりやすく言えるかわかんないんだけど...最後まで聞いてくれる？」

神「おん、ちゃんと聞く」

神山くんは、ちゃんと受け止めてくれるかな

僕の事。

┈┈┈┈┈┈┈┈

(回想)

重「おはよー！！！」

『うっさ笑』

『ほんまやで、朝っぱらから笑』

これは俺の中学生の時の話。

当時、俺はクラスのムードメーカー的な存在で、明るかった。

皆と遊んでばっかで勉強は二の次、みたいな日々を過ごしていた

けど、ある日を境に俺の楽しい日々が崩れた

『最ッ低やな』

『趣味悪』

重「...は？」

クラスに入るなりこんな事を言われる始末

事の発端は、友達が彼女に別れを告げられたことからやった

理由は他に好きな人が出来たとか、

で、その好きな人ってのが俺やった訳や

で、それを気に食わん友達が俺のありもしない噂を流した。

そんで、誹謗中傷の嵐って事。

ずっと一緒に居ったのに、たったそれだけの事で俺たちは途切れた

まぁ、今思えばそんだけの仲だったんやけど、中学ん時はそんなこと考えもせんかったな笑

ここから俺の生活は変わって行った。

重「...った、」

上履きに画鋲が入っているのなんて普通やった

いじめの模範解答みたいな奴って思うやん？

そんなんばっかやったんやけど、結構辛いんだなって思った

ドラマとかで良くあるけど、あの主人公達はメンタル強いねんな、

だって俺、耐えきれへんかったもん。

友人のしょーもない噂話を信じた奴らが好き勝手言ってるとまぁ、腹も立つわ

アイツらもいじめに参加してきよって集団でやってくんねん。

さすがに何十人も相手出来ひんから、ほぼ諦めとった

抵抗すると、めんどい事になるのを知っとったから

教師だって、全員見て見ぬふり。

誰にも助けを求められへんかった。

そんな俺がただ1人相談できる奴がおった

｛おー、来た。遅ぇーよぉ、｝

重「ごめぇ〜ん笑」

俺の幼馴染の山本

こいつとは学校が違くて、いじめについては何も知らなかった

だから学校とは違うキャラを作って、いつも遊んでいた

俺は、こいつにいじめの事について話そうと決めた