もう二度と…[荼毘] (ページ7)

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家に帰ってスーツを脱いでラフな格好に着替える
ラフって言ってもシャツに水色の上着とジーパンだけどね。
束ねていた髪を解いて、
だて眼鏡をかける。

「あ、卵と牛乳ないや。
コンビニまで行こうかなぁ」
なんて面倒くさいなとか呟きながらも家を出る。

帰りにも歩いた歩き慣れた道を歩きながらコンビニまで行く
卵と牛乳を買い、お菓子とジュースとお酒を適当にかごに入れる。

買い物を入れる袋を忘れたので仕方なく袋を買う。
後ろにあるたばこに目が入り差しぶりに、と買って
外に出た瞬間にさっき買ったばかりのたばこを箱から出す。

夜風を感じながら火をつけようとライターを探るが、無い。

「なんだ、お前火無いのか？
着けてやっても良いけどなｧ」

なんていつの間にか前にいた男に声をかけられる。
なんだこいつと思いながらも少し違和感を覚える。
「んじゃ、お願い。」
ぶっきらぼうに答えると
近づいてきて私のたばこと男のたばこを着ける