古い記憶 ページ9
私が子供だった頃の話。
私は生まれつき体が弱かった。
今はそんなことないけど。
よく熱を出して、よく病院に行っていた。
兄達は体なんて弱くない。
むしろ強くて、毎日のように外に出かけていた。
だから母は、
体が弱く、そこまで勉強もスポーツも出来ない
私なんかよりも
体が強く、勉強もスポーツ出来る兄達を人一倍可愛がった。
漫画や小説でよくある展開だ。
私はよく怒られていた。家でも、学校でも。
友達もほとんど居なかった。
そんな自分が嫌だった。
そんなある日。
学校で高熱が出た私が、早退することになった。
保健室の先生と話していると、母が迎えに来た。
(母) A、大丈夫？心配したじゃないの〜
やっぱり、外ズラだけは良い。
(A) 大丈夫だよ。
(母) 良かったわ。さ、帰りましょ。
(A) うん。
(母) じゃあ、帰りますね。ありがとうございました〜
車に乗り、帰る。
家に着くと、母の怒りはピークに達していた。
(母) あんたねぇ、会社にどれだけ迷惑かけたと思ってんの!!
(A) ごめんなさい。
(母) 今大切な仕事かあるって言ってたでしょ？ほんっとに、ダメな子ね。
(A) ごめんなさい。
(母) この子にはいくら言っても無駄だわ。会社行ってくるから、勉強してなさい。
(A) はい。
熱を測ると、9度あった。
フラフラの状態で勉強をする。
帰ってきても母は私に構うことなく、兄達の方へ行ってしまった。
それから私の心の中から、母への信用、愛、全てが消えた。
嫌なことを考えるのは辞めよう。
さっさと寝て、明日を待とう。
布団のシーツを握りしめて、眠りについた。
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からあげ - 雛*トマト推し*さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月6日 20時) (
レス) id: 3254374628 (このIDを非表示/違反報告)
雛*トマト推し* - 更新うれしいです!!!社員旅行楽しみですo(^-^o)(o^-^)o (2020年1月1日 23時) (レス) id: bf1521f107 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 雛*トマト推し*さん» ありがとうございます！ (2019年11月28日 19時) (レス) id: 3254374628 (このIDを非表示/違反報告)
雛*トマト推し* - 更新待ってます！(^^) (2019年11月26日 22時) (レス) id: bf1521f107 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：からあげ | 作成日時：2019年10月27日 22時
