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friend〜テツヤ〜 ページ15

テツヤの家に入る。いつもならなんの緊張もしないのに、今日は妙に緊張した。

(テツヤ) どうしたの?

(A) い、いや、何でもない!

何でもないと言ったはものの、実は何でもなくない。

こうなってしまったのには訳がある。

一昨日友達の由美と一緒にご飯を食べに行った。その時に由美が、

「Aってさぁ、テツヤと付き合ってんの?」

とか言ってきたから、その日の会話には全く集中出来なかった。

レモンサワーを吹き出しそうになった。

ちょっと嬉しかったりもした。

なに言ってんだ。私。




だって、テツヤとはただの友達。なのに、

変に意識してしまう。

(テツヤ) おーい。

(A) なに?

(テツヤ) ほんとに今日変だよ。まじでなんかあったら相談して?

(A) なんもないから!ほら、飲も?

(テツヤ) う、うん。

テツヤはどこか納得しきれないような顔でビールの缶を開けた。

私は柿ピーの袋を開けた。

月に1回のお楽しみ。

2人でテツヤの家のベランダに出てお酒を飲む。

他愛のない話をしながら。

そんな時間が私はたまらなく好きだったりする。









1時間後。

少し酔いも回ってきた。

シャワーでも浴びるか。と思っていたら

テツヤが何か言いたげな表情でこっちを見てきた。

(A) どうしたの?

(テツヤ) 実はさ。

(A) うん。









(テツヤ) 彼女出来た。

(A) え。


沈黙。

目の前には満面の笑みのテツヤ。









(A) お、めでと!すごいじゃん!あのテツヤに彼女とか!いやー、私より先に出来るとはなー、ほんとおめでと!

(テツヤ) ありがとー!

(A) てかさ、彼女いるのに私なんか家に入れちゃって良いの?怒られたりしない?

(テツヤ) ないない笑だってA友達じゃ
ん。









友達。

その言葉に胸が痛む。









そっか。

私、テツヤのこと好きだったんだ。

でも









気付くのが遅すぎた。









end

プチネタ切れ→←〃



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なっすん(プロフ) - いつも読ませていただいでます! リクエストをしたいのですが、だいちぃがドSなのを見たいです!よろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年1月11日 3時) (レス) id: 634db74fcb (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - milkurageさん» ありがとうございます!!!!喜んでもらえて良かったです(°▽°)また是非リクエストしてください(。-人-。) (2019年11月7日 7時) (レス) id: 3254374628 (このIDを非表示/違反報告)
milkurage(プロフ) - 早速のリクエスト作品を書いてくださり本当に嬉しいです!ありがとうございます(*^^*)最初から最後まで私の望んでいた畑メンとの激甘わちゃわちゃでした(*'▽'*)幸せです!本当にありがとうございました!! (2019年11月7日 0時) (レス) id: 7dfc48f8cb (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - milkurageさん» こちらこそありがとうございます(*´▽`*)了解です! (2019年11月4日 16時) (レス) id: 3254374628 (このIDを非表示/違反報告)
milkurage(プロフ) - いつも楽しいお話をありがとうございます!リクエストさせてください!激甘なくらい畑メンとわちゃわちゃしているお話を作者様の作風で読みたいです!宜しければお願い致します! (2019年11月4日 12時) (レス) id: 7dfc48f8cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:からあげ | 作成日時:2019年9月24日 21時

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