◯粉ガールの家族事情 2 ページ14
◯
〜中間side〜
Aは両親から、
世間でいう所謂、
虐待をされて育った。
その事実を知ったのはまだ事務所に入りたての頃で、
俺もまだ16、17くらいの餓鬼やった。
正直衝撃を受けたわ。
自分の家庭環境との違いに。
桐山「あれ？
Aどないしてんその痣、」
「んー？
…ああ、体育のマット運動でコケてん！笑」
桐山「マット運動とか、小学生やな〜、
懐かしいわ！笑」
「もうあっくんおっちゃんやもんなあ笑」
桐山「誰がおっちゃんや！！」
…嘘つき。
ほんまは、今日も殴られたんやろ？
きっと昨日も。
生まれたばかりの妹に矛先が向かないようにしてるんやろ？
…アホやわほんま、
「なあなあ淳くん、
今日なあ、こっちゃんの家に泊まりに行くねん！」
中間「へ〜！そうなん？
…おかんとおとんはええって？」
なんて聞くとな、
この子なんて言うたと思う？
「おん！喜んでたわ！」
って、笑いながらいうんやで？
意味わかってんのかなってちょっと心配になったけど、
分かってへんかったみたいやからちょっと安心。
中間「…なんてこと言うねん子供に、」
「ん？」
中間「…ん、なんでもない、」
◯
時は流れ俺も今年で30歳。
Aも誕生日を迎えれば今年で20歳。
あれからAのご両親は離婚もせずお互いに不倫をズルズルとしているらしい。
因みに妹のツムギちゃんはどうやら母親の方の実家で暮らしているらしい。
ツムギちゃんももう10歳か。
ちょうどあの頃のAと同じ年齢になったんや。
「あ、淳太くんごめん、
うち明日からちょっと京都に帰るわ、」
中間「え、」
小瀧「…なんしに帰んねん、」
中学時代から一緒の小瀧もどうやらAの家庭の事情は知っているらしく、
目つきが険しくなった。
「…実家には帰らへんよ。
こっちゃんのお葬式、地元でやることになってん。
やからちょっと行ってくるわ。」
小瀧「…そか、」
「そのついでにちょっと婆ちゃんち行って妹に会ってくるわ」
◯
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陽翔(プロフ) - いつも楽しみにして読んでいます！ (2017年8月19日 18時) (
レス) id: f61577dacc (このIDを非表示/違反報告)
なーな(プロフ) - いつも、楽しく読んでいます！リクエストで、少年たちを書いてほしいです！これからも、更新頑張ってください！ (2017年8月16日 15時) (レス) id: ad0b0f3f98 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！！前にも少し出てきた安井謙太郎くんとの絡みのお話を書いていただきたいです！！ (2017年8月16日 8時) (レス) id: 6d36c53805 (このIDを非表示/違反報告)
彩果(プロフ) - すごいおもしろいです！更新楽しみにしてます！！ (2017年8月15日 16時) (レス) id: 41daf20630 (このIDを非表示/違反報告)
やーあい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！リクエスト失礼します！JUMPの山田くんと夢主ちゃんにカフェ巡りをしてほしいです！ (2017年8月13日 0時) (レス) id: 03614df54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ。
| 作成日時：2017年6月1日 19時
