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#8 ページ10

「…!!」


バッと後ろを振り返る。


そこには、劇場に居たCランクの2人組。


ガツガツと近づいてくれば、胸ぐらを掴まれる。


「何首に下げてんの…

ってアイオライトのネックレス!?

何でお前がこんなもん持ってんだよ!!」


「さっきはつけてなかったよな…盗んだのか?」


「ち、違います…!!これは…守護神から……」


「守護神?あっははは!!笑わせんなよ!!

Fランクに守護神が契約に来るかよ?」


僕を離すと、2人は腹を抱えてゲラゲラと笑う。


日差しも僕を嗤うかのように、

ジリジリと強くなった。


「それに、今何処に居んだよ?

普通、一緒に行動するんだろ?」


「今は…僕が……勝手に一人でいるだけで…」


「おいおい、都合のいい言い訳すんなよ。

盗み、殺人等の悪さを犯した国民は、

“殺しても構わない“

…って決まりだよな?」


そう言って、中型のナイフを取り出した。


「ほ、本当に違います!!盗んでません!!」


後退ると、道の段差に足が縺れ尻もちをつく。

2人組は、こっちに近づいてくる。


「Fランクの言葉なんか、信用出来るかよ」


…駄目だ、死ぬ。

今は、死ぬのが怖い。


恐怖で目をぎゅっと瞑り、思わず、名前を叫ぶ。


「ヴァル…!!」



「はーあーい」



「……へっ…?」


返事が返ってきた。


目を開けると、民家の屋根からストンと着地し、

ふわっとロングコートが舞う。


見覚えのある後ろ姿が、目の前に居た。

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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/  
作成日時:2019年1月15日 17時

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