#25 ページ27
「どうだ?美味いか?」
「うん…!!美味しいよ…ってヴァル、
まだパンケーキ食べてないの…!?」
「お…?おう」
「ご、ごめん…!!
ヴァルが取ってきたのに…先に食べちゃって…」
「え?あ…謝んなよ。別に気にしてねーよ?
……ん。確かに美味い」
ヴァルはパンケーキを食べる。
「本当にごめん…。僕、甘えてばっかりだ……」
「寧ろ甘えろよ。
俺は主の守護神なんだから。
甘えてくれねーと、守護神の
「ヴァル…」
「ま、従事をするご褒美に、
主の困った顔とか、焦った顔とか、
そういうの見せてくれたら、何でもするからよ。
…でも、1番見てーのは…照れた顔かな」
「えぇ…?!」
「くくっ…そうそう、
その真っ赤な顔が好きなんだよ」
「も…もうっ…ヴァルの意地悪……!!」
「おー、言ったなぁ?
俺の意地の悪さは、こんなもんじゃねぇぞー?」
「え…そ、そうなの……?
だったら…その……あんまり、いじめないで…?」
上目でヴァルを見る。
そしてヴァルは、深紅の目で僕を見ると、
パッとした笑顔で告げた。
「無理!!」
「えぇっ、ちょっとぐらい考えてよ…!!」
「だって主の反応おもしれぇから、
やめらんねーもん」
「そ、そんなぁ…」
「そうやって涙目になったりすんから、
自虐心を煽るんだって…まぁいいや。
ほら、ノロノロしてたら俺がパン食っちまうぞ」
「えっ、だ、ダメ!!パンはダメ…!!」
サクサクとしたクロワッサンを頬張る。
美味しい…。
「……その「ほわぁ…」ってした顔も中々…」
「ヴァル、何か言った?……食べないの…?」
「え?あぁ、食べるよ。
うっし。早く食べて出発しねーとな」
「うん…!!」
クロワッサンの次は、
少し硬いフランスパンを頬張った。
美味しい……やっぱり美味しすぎる…。
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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽`*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです!主もヴァルも愛してます! (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´;ω;`) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔月α | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時:2019年1月15日 17時