#19 ページ21
｢な、な…なな何でここに居るの!?｣
｢何でって…主が呼んだから｣
｢湿気で服濡れるよ?!｣
｢大丈夫。濡れねーように魔法かけてきた｣
｢僕が大丈夫じゃないから出ていってお願いぃ…｣
｢何顔真っ赤にしてんだよ…?
まぁいいや。じゃ、ゆっくり浸かれよ｣
そう言って、ヴァルはシュッと消えた。
お得意の、瞬間移動かな…?
……にしても…。
｢吃驚した…｣
のぼせたように、顔が熱かった。
────
｢あ……上がったよー…｣
僕は今、ラフなTシャツを着てズボンを履いて、
タオルを首から掛けている状態。
｢よーし、髪乾かすぞー｣
｢え…?自分でやるよ…｣
｢いーや、これは俺がやる。
ちょっとは頼れ｣
｢でも…もう充分色々してもらったよ?
だから大丈……｣
ドライヤーを取ろうとすると、先に奪われる。
拗ねた顔をして、頬を膨らませてた。
出会った時とは違い、わざとらしさは無かった。
｢頼れ｣
｢…う、ん……。分かった。お願いする｣
｢おう!!任せろ｣
ヴァルは満足そうに笑った。
────
｢主の髪、洗ったら更に綺麗な白色だー。
さらさらで絹みたいだぞ｣
｢そんなことないよ…。
で、でも…ありがと……｣
｢おー｣
なんてことない様子で、
ヴァルは僕の髪を乾かし続ける。
｢ねぇヴァル｣
｢何だ?｣
｢このネックレス…、
お風呂入る時も取れなかったんだけど、
錆びたりしない…?｣
｢あぁ大丈夫。錆びねぇよ。
…それに、俺と、
Sランクの奴じゃねぇと外せねぇ｣
｢ヴァル以上ってことは…SSランク?｣
｢ま、そうなるな｣
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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽｀*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (
レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです！主もヴァルも愛してます！ (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´；ω；｀) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔月α | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2019年1月15日 17時
