#17 ページ19
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｢や、やっぱり僕帰る!!
こんな豪華な所に泊まるなんて無理!!｣
ドアを開けるなり、1歩後ろに下がる。
｢帰るって…何処に帰るんだよ。
主、家あんのか?｣
｢っ……ね、寝るとこぐらいなら…｣
｢それ家って言わねーから。
ほら、大人しくしなさい…｣
先生のような口調で、ヴァルは僕を脇に抱える。
｢わ、ぁ…!?は、離して……!!｣
じたばたしても、手も足も空を切るだけで、
意味が無い。
体格差が大きい為、僕の抵抗もなんのその。
部屋に入り、
2つの内、窓側の方のベッドへ僕を放り投げた。
｢っ…痛………くない…?｣
ベッドを手で押し、感触を確認する。
ふかふかしてる…。
ヴァルは、隣のベッドに腰掛ける。
｢よいしょ…。
ははは、主は元気が良いな｣
ヴァルは笑って、｢ちっこいけど｣と付け加えた。
｢ちっこいって……ヴァルが大きいだけでしょ…｣
｢んだよー。
俺だって昔はちっこかったぞ｣
｢昔…。
ヴァルって守護神、だよね｣
｢まぁな｣
｢じゃあ、昔は…元は人間で……死んだの…?｣
言って気づいた。
何を聞いているんだ、僕は。
｢あっ…ご、ごめんなさい!!
失礼な事聞いちゃって…!!｣
｢良いよ別に。
だからそんな必死になんな｣
あははとヴァルは笑う。
｢まぁ、死んだから、
守護神ってもんになってんだろうな。
あんまり、人間だった時の記憶が無くてよ。
…死んだ時も、覚えてねーんだ｣
ヴァルはベッドに寝転びながら、そう言った。
決して、声のトーンは低くならなかった。
｢そう…なんだ…。
あ、あのさ｣
｢俺に興味持ってくれてるのは嬉しいけどよ、
そろそろ風呂入ろーぜ。時間も時間だし｣
寝返りを打って、
ニヤニヤと笑いながら僕を見た。
そう言われて、
聞くことに必死になってた自分が、
…すごく、恥ずかしくなった。
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良ければ、本当に良ければで良いので、
評価を…評価をお願いします……。
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朔月(??)(プロフ) - クレキさん» ありがとうございます!!(*´▽｀*)主もヴァルもクレキさんを愛します← (2019年5月28日 21時) (
レス) id: 677fbe071b (このIDを非表示/違反報告)
クレキ - この2人の雰囲気が温かくて大好きです！主もヴァルも愛してます！ (2019年5月28日 14時) (レス) id: ddf6620f0e (このIDを非表示/違反報告)
バキューム砂月(??)(プロフ) - kisaragi_gigoroさん» ありがとうございます!!(´；ω；｀) (2019年4月23日 16時) (レス) id: 3aa50aad4f (このIDを非表示/違反報告)
kisaragi_gigoro(プロフ) - 尊きことこの上ない (2019年4月23日 11時) (レス) id: 69904253c9 (このIDを非表示/違反報告)
朔月α(プロフ) - レイアさん» キュ○べぇではないですね笑 (2019年3月30日 17時) (レス) id: ab8cd8723d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔月α | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2019年1月15日 17時
