【歌い手】BL短編集2(´・ω・｀)

さかうら【貴方と一緒なら】 ページ28

さかうらシェアハウス、サラリーマン設定。

浦田Side

う「…っ寝れない…。」

いつもは1人でも寝れるのに、今日は中々寝付けない。

そう言えば………今日は坂田、仕事で遅くなるんだっけ…。
寂しいなぁ…。

う(坂田が帰ってくるまで、起きてよっかな。)

そう思い、ベッドから降りる。
そしてリビングへ向かう。

う(坂田…きっとビックリするだろうなぁ。)

きっと『まだ起きてたん!?』って驚くに違いない。

ヒタヒタと廊下を歩く音が、家全体的に虚しく響く。
勿論、腕にはくまのぬいぐるみ。

以前、坂田が買ってくれた物だ。
恥ずかしいから見せないけど、寝る時はいつもコレを抱いて寝ている。

う「はあ…。」

ボスッ。

ソファに座って、坂田を待つ。

現在の時間、12時45分。
坂田は残業でまだ来ない。

……なぜかは分からないが、涙が溢れてきた。
と言うよりかは、自然と溢れてきた、かな。

孤独は嫌い。

1人ボッチだと、心がきゅうってなるから。

…………この時間に電話をかけても、迷惑かかるだけか。

スマホには、愛しい『坂田』の字が写っていた。

う「坂田ー…。」

彼の歌ってみたを聞きながら、ふと名前を呟いてみた。
それは誰かの耳に届くはずも＿＿

さ「なんや?」ﾋｮｺｯ

う「うぇええ!?」ﾋﾞｸｯ


…届いてたわ。

う「っ残業は…。」

さ「おー、上司に押し付けてきたわ。」

う「は?何やってんだよ。」

彼はイタズラっぽく笑って

さ「嘘嘘!ちゃんと終わらせてきたわ!」

ったく…。
すぐ驚かせるんだよ…。

さ「んで、今日はこんな時間まで起きてたん?」

う「…。」

さ「はいはい、一緒に寝ましょーね。」

う「…分かった。」

渋々了解する。
スーツのままの坂田は、直ぐにパジャマに着替える。

俺はそのまま、ぬいぐるみを抱えて寝室へ向かう。

さ「ぬいぐるみ持ってるん?かわええなぁ!」

う「…いいから、早く寝たい。」

さ「はいはーい!!」

坂田…。
シャワーくらい浴びろよ…。

さ「お休み。」

思わず背を向けた状態でベッドに入る。

う「お休み坂田。……………好き。」

今度こそ、その声は誰にも聞こえなかった。


−翌日−

さ「まーしぃ!!昨日寝る時に、うらさんが好き言うてくれた!」

し「は?!そんなん俺も言われたし!!」

さ「なんかデレる?の珍しくて、中々眠れんかった…。」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ頑張ったよ、全部の文入れるの。
文字数ギリギリ…。

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