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▽▲▽
「……おい時透、解き方は本当にこれで合っているのかね。俺は信用できないのだが」
「いやひどすぎない？？」
無一郎もそうだけれど、
伊黒もわたしの扱い雑だよね？
無一郎はわたしのノートを奪い
さっき書いてみた数式をじっと見つめる。
「……合ってる」
「本当か？」
「今日はエイプリルフールだったかしら……？」
「待って蜜璃までひどい」
エイプリルフールじゃないし嘘じゃないよ。
まあ蜜璃は悪気があった訳じゃなくて
本当に驚いたんだろうな。
可愛いから許す。
伊黒は驚いたようにノートを見つめ、
蜜璃はキラキラとした顔を向ける。
ふと、無一郎は
どんな顔をしているのだろうと気になって
視線を横にずらす。
「驚いた、ちゃんと勉強してるじゃん」
「あ、いや、さっき無一郎が教えてくれたところの応用だったし……ほんとにたまたま、」
そう。
さっきわたしが使った公式は、
その少し前に無一郎が教えてくれたもの。
無一郎が教えてくれなかったら、
さっきの問題わからなかったと思う。
両手を振ると、
無一郎は屈託なく笑った。
「さっき僕が教えたのは基礎だよ。もう応用に対応できるってことは、地頭がいいんだよ。」
「やればできるじゃん、偉い偉い」
「……っ、真面目に世界崩壊するかもしれない。遺書書いてこないと」
「ねえ怒るよ」
無一郎がわたしに笑いかけるなんて
天地100万回ひっくり返らないと
有り得ないんじゃない？？
世にも珍しい無一郎の笑顔を
記憶に残しておこうと見つめると、
すぐに目を逸らされた。残念。
「ねえねえAちゃん、化学の問題の出し合いっこしましょ！」
「お、いいねぇ。じゃあ先に蜜璃、どーぞ」
「えっとねえ……じゃあこれ！ "2種類以上の物質が混じりあっている物を何と言う"！？」
「"推しと推しとのコラボ尊し"」
「"混合物"だ馬鹿め」
続く (更新停止中)
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楪 日織(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます!! 前作も読んでいただけているなんて…全ての言葉が光栄で嬉しすぎます😭 引き続き頑張りますので、これからも応援していただけると嬉しいです~！🙌🏻 (6月16日 7時) (
レス) id: ce3facaf56 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - こんにちはｯｯ！いつも見てます！！あなたは神ですか？夢主ちゃんと見てた映画に‥そのｯｯ「例え猫でも愛してやるよ。」の台詞がｯｯ無一郎くんの台詞がｯｯこれは感激してしまってコメントしましたぁこれからもガンバってくだせぇ😭(急な江戸っ子) (6月11日 20時) (レス) @page7 id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楪 日織 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kasumi88/
作成日時：2023年4月9日 19時
