え？あ、大丈夫なの…？ ページ47
オールマイトと相澤先生がうちに来た。
「えっと…なぜAだけ寮に入るのを認めていただけないのでしょうか…」
寮生活に勝己だけならいいと母さん父さんが言ったからだ。
「ほら、自分で説明しな」
母さんに促されて私から説明する。
「私、個性の暴走が激しいんです
風邪をひいたり、あまり良くない夢を見たり、精神状態がわるかったり…その他にもあるんですけど。
その状態に当てはまると個性が暴走してうまく扱えなくなるんです。
だからこの家は私の個性の影響が出ないように作られてて合宿みたいに2、3日とかなら平気なんですけど…
長期ってなると…」
「なんだ…そんなことか…」
「君の入学した高校は雄英高校だぞ、爆豪少女。そのような対策もバッチリしてある」
「え…」
「ケッ、だろうと思ったわ」
「えっ！？」
「なら、Aも寮行ってきな！」
バシンッと背中を叩かれた。
私の懸念はどうやり全く持って意味がなかったらしく、やっぱり2人仲良く寮に入ることになった。
書類等にサインとか、注意事項とか荷造りとか一通りの説明を受けて先生達は帰って行った。
勝己が先生を見送ると言って外に出ていくのを私は追いかけなかった。
結構外にいて帰ってこないものだから母さんが怒鳴って、そしたら勝己が怒鳴り返した。
「ったく、てめェはいつまでしょぼくれてんだ」
リビングにいて一人で内心ハラハラしていた所に勝己が帰ってきた。
バチッとおでこにデコピンをされて、思わずおでこを両手で抑えた。
どうやら相当ひどい顔をしていたらしい
「しょぼくれてねぇわ！んっだよ…心配してやってんのに…」
「てめぇの心配なんざいらねぇ」
「さようですか！！」
久しぶりに話した勝己は何も変わっていなかった。
よし、荷造りするか…！
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年5月13日 16時
