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お風呂 ページ30
「あ、A！てか聞いてよォ！さっき峰田がね！お風呂覗こうとしてきたの！」
「峰田ちゃんには困ったものだわ」
「ほんとですわ」
「なぁ、」
「？、どうかしたん？」
「あの、な…」
ポロっと目から零れた1粒の涙からとめどなく流れ続ける。
「わぁ〜！！どうしたん！？」
「わたっ、わたし…きりしまにっ、ﾋｸﾞｯ、わたしが、わるいのにっ、うわああ、ん、」
「お、落ち着いてください！Aさん！1から説明をお願いいたしますわ！」
嗚咽も漏らしながらも、切島に言われたこと。私が死ねと言ってしまったこと。海の時から付き合っていることを話した。
「大丈夫よ、Aちゃん。さっきも言ったけどAちゃんは悪くないわ。切島ちゃんも何も知らずに言ったのも良くないけど、全てAちゃんの事を思ってのことよ」
「大丈夫！切島の事だから気にしてないと思う！てかむしろ切島の方も気に病んでると思うよ！」
「Aー！！！！！！！！！！」
「ギャッ！？」
隣から大声で聞こえてきた私を呼ぶその声は、今話している切島の声だった。
「俺！！なんも知らねぇのに！おめぇにひでぇこと言っちまった！！ほんとは顔みて謝りてぇんだけど！今はこれで許してくれ！！」
「よかったねーA！」
「顔真っ赤じゃん、大丈夫？」
「だ、大丈夫なわけないだろ！！出る！！！」
「ふふふっ、微笑ましい2人ね」
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年5月13日 16時
