ついに当日 ページ17
「みんな揃ってるか！！」
わさわさと謎の動きをする飯田
「揃ってんじゃね、はよ行こーや」
「Aくん！それでは遅れた人が大変なことになるだろう！」
「んなの遅れたやつがわりぃんだよ。はよ行こ」
「大丈夫だって！飯田！みんな居るよー！」
「むっ！では各自切符を買って電車に乗ろう！」
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電車にて…
「そういや、今日行く海全然聞いたことない海なんだけどどうゆうとこなん？」
「あー、まあ行きゃわかる。」
「てか思ったんだけど…A。サーフボードは？」
「あー、あっちにおいてある」
「あっちってビーチに？」
「そう」
「？？？？」
「今日使ったんか」
「そう。折角だしね」
「みんな！次の駅が降りるところだ！手荷物の確認をしたまえ！！」
「張り切ってるなぁ、飯田くん…」
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ビーチ到着
「き、きれ〜！」
「ここほんとに日本かよ！」
「てか全然人いなくない？」
「穴場なのかな？」
「あぁ、貸し切ったからな」
「貸し切ったァ！？！？」
「んなでっけぇ声出すんじゃねえわ！」
「いや、ビーチ1日貸し切るって普通じゃないだろ…いったいいくらかかるんだよ…」
「うるせぇ、毎年ここで開催されるサーフィン大会で1位になると貰えんだよ。ちなみに私は5年連続1位になったから出るだけでいいんだとよ。客が来るとかなんとかで。」
「(A、変な人に好かれるの上手いからなぁ…)」
「ここにいる数名のやつは私みたいにサーフィン大会に出てたりするヤツらだ。本部からなんかもらうと貸切の日でも来てもいいんだ。まあ気にすんなや。各自着替えて集合な」
「よぉ〜し！楽しむぞ〜！ビーチボール持ってきたんだ！みんなでやろ！」
「さすがやね！」
「女子更衣室はこっち」
「……Aちゃん…随分と色気のある水着着るんやね…」
「いろ、け！？シャツ着るわボケ！」
「ふふっ、照れなくてもいいのよAちゃん。似合ってるわ」
「当たり前だろ…ッ…先行くかんな！」
「A、パラソル立てといたぞ」
「ん、あんがと。勝己背中塗って」
「ん、かせや。解くから抑えとけよ」
「わかった」
「えぇ、えぇ？これが普通なのぉ？ねぇ、緑谷これが普通なのぉ？」
「うーん、僕もよくわからないや…」
「塗れたぞ」
「うぃ、よっしゃあひと泳ぎ行ってくるわ」
「俺も行く」
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年5月13日 16時
