第33話 ページ33
「んん…」
苦しい、熱い、気持ち悪い…
「ん…」
むくっと起き上がって寝ている寝間着のボタンを外し始める。
「わー！！？！Aさん！？！何をしてんのや！！？」
ボタンを外す手を止めた人を焦点の合わない目で見つめる。
「え…っ、と？…」
ぽやぽやとした風景から見えてきたのは…
「ふぁ、ふぁ、ファットさん！？！？！？！？！」
バババッと布団の中に隠れる
「なんでこんな所にいるんですか！！！！」
「しゃちょーさんが倒れたっちゅうからしゃちょーさんの部下に呼ばれて助けに来てん」
あぁ…確か倒れた気がしなくもない…
あの後部下がここまでしてくれたのか…申し訳ない…
え、てか、え、まっ、まっ、え…？
ここは私の部屋…だよね…ということは…！？！？
「あのっ！ちが、ちがくてこの、このぬいぐるみは…！」
ファットの巨大ぬいがぁあ…
「おん、可愛ええくまのぬいぐるみやね」
「へ、くま…？」
布団から顔を出してあたりを確認すると私の大切なぬいぐるみがない
「ない！！！ない！！！！！」
「私がしまったんですよ！！！！！馬鹿なんですか！？！？」
パニックになる寸前に部下が扉の向こうから顔を出した。エプロンをつけおたまを手に持っているその格好にもしかして私にご飯を…？と思った。
「どっ、どこ！」
しまったと分かっていてもきちんとあるのを確認しないとオタクは不安なのだ。
いやまあ個人差あるけどね…
布団を頭にかぶったまま勢いよく立ち上がるとおもわずよろけてしまった。
「おっ、とと…あぶないでしゃちょーさん。今のしゃちょーさんは高熱の風邪ひいとるんやから安静にしとらんとあかんで」
「へ…」
よろけた自分の体をキャッチされて、そのまま丁寧にベッドに寝かされた
「くぁwせdrftgyふじこlp」
え、あ、あぁぁあああああ！！！！！！！！！！
ボンッと蒸気が上がる音がしそうなほど顔が熱くなったのは風邪だけのせいじゃない。
「冷えピタとかあるん？」
「あ、ありました。適当でいいんで貼って貰っていいですか？」
「おん、もちろんやで」
扉の向こうから聞こえる会話にファットさんが部屋に戻ってくることが分かり、また顔が熱くなる。
嬉しいのに、こんな弱ってるところ見て欲しくないよ…
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彼岸花 - 夢主が熱を出してる時にこっちまで熱が出そうになりました…ヤバい…本当にヤバい…キュンキュンし過ぎてキュン死にしそうになりました！更新待ってます！！ (2020年3月27日 2時) (
レス) id: 20dc08c091 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - すごく好き！！(直球)更新待ってます！！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 滅茶苦茶面白くて好きです……！ただ、ごめんなさい……最初タイトル見た時に"ファットガムガチ勢"を"ファットガチムチ"と読んでしま(( (2020年2月8日 22時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
死穢八斎會・ヴィラン最高(プロフ) - すき (2019年12月17日 21時) (レス) id: 88daa40424 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 8483ab858b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年10月14日 22時
