第22話 ページ22
そこからトントン拍子で話は進んでいき、ファットガムさんみたいに身体の大きい人でも着れるようにと今回は様々なサイズを用意した。
「ね、ねぇ！思ったんだけど…これさ、ファットガムガチ勢の私が来たら夢女子みたいになっちゃうよね！？」
「えっ、おもくそ夢女子だからいいんじゃないですか？」
焦るように部下に問いかけるとそれがどうしたという風に届けられた試作品の出来を確認している。
「品物全部揃ってる？ほつれとか色の違いとか、ないよね？」
「はい、大丈夫です。」
「よし、それじゃ行ってくるね」
「はい、お気をつけて」
試作品を紙袋に入れて事務所を出た。
「よしっ、ここ最近で一番可愛いぞ〜！」
今日は試作品の確認と一段落したということも含めてご飯を食べに行くことになってる。
こないだ食べに行けなかったからもう前回より、更に気合を入れた。
今日のために3kg体重落としたし…！
ブスではないはず！
約束した場所に荷物を持って早足で向かった。
ちょっと早く来すぎたかもと思ったけど、早く推しに会いたいんだからそこは許して欲しい。
一緒に仕事をしていく事にファットさんはヒーローとしてではなく一人の人としてもとても素晴らしい人だということを知った。
あぁもう最高か？
「あの、Aなんですが、ファットガムさんはいらっしゃってますか？」
お店について、女将さんらしき人に訪ねる。
「なんや、あいつ！こないな可愛い子来るなんて聞いてないわ〜！はぁ〜あいつにもやっと気になる子が出来たんやな〜！ささっはよ中はいならな！」
ファットガムさんの昔馴染みなのか分からないけどすごい綺麗な人だった。やっぱり素敵な人の周りには素敵な人が集まるんだろうなぁ〜
「まだきとらんけどそのうち来ると思うから安心してここで待っとってな〜」
ほな失礼します〜と襖を閉められた。
「うわぁ〜ドキドキする〜！」
パタパタと手で顔を仰いだ。
顔が熱い。
もうこの後ご飯を食べて試作品の確認をしたら、めでたくグッズとして販売できる。
そしたらもう話すことも無くなっちゃうな〜と淋しく思った。
「連絡先の交換もしてないしな〜」
スマホを開いて連絡先を開く。
そこには新しく登録されたサイドキックさんの名前があった。
お互いに連絡が取れた方が便利だろうという事で今ではくだらない話が出来るような仲にまでなった。
まあ、ほとんど私がファットさんの話聞かせてもらってるだけだけど…
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彼岸花 - 夢主が熱を出してる時にこっちまで熱が出そうになりました…ヤバい…本当にヤバい…キュンキュンし過ぎてキュン死にしそうになりました！更新待ってます！！ (2020年3月27日 2時) (
レス) id: 20dc08c091 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - すごく好き！！(直球)更新待ってます！！ (2020年2月15日 15時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 滅茶苦茶面白くて好きです……！ただ、ごめんなさい……最初タイトル見た時に"ファットガムガチ勢"を"ファットガチムチ"と読んでしま(( (2020年2月8日 22時) (レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
死穢八斎會・ヴィラン最高(プロフ) - すき (2019年12月17日 21時) (レス) id: 88daa40424 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - めっちゃ好きです！！更新頑張ってください！ (2019年12月16日 0時) (レス) id: 8483ab858b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サワークリーム | 作成日時：2018年10月14日 22時
