☆ ページ6
「今更遅いから。私はもう....アンタなんか嫌い。」
剣持「...僕以外に好きな
「いないよ、いるわけないじゃん。私は、アンタに言われた言葉がトラウマになって付き合ってた人が居たけど怖くて...その人の好みに合わせてたけど無理してるようにしか見えないって言われて結局振られた。今はいないよ」
僕は、馬鹿だな....此処までこの人を追い詰めてたなんて....僕の勝手な行動の所為でこの人は傷付いてしまったのに...僕はそんなことも知らずにこの人に会いに来て...謝って...好きですよ？都合が良すぎるよな。僕みたいな身勝手なやつ嫌われて当然なのに...何で泣きそうな顔してんの？僕を嫌いならそんな顔しないでよ。僕の事もしかしたら好きなのかもって自惚れちゃうじゃん。
剣持「ねぇ...篠原さん。今にも泣きそうな顔で嫌いなんて言われたら僕少しでも可能性があるかもって自惚れちゃいますよ？」
「っ、うる、さい。アンタなんか....刀也なんか嫌い...嫌いだもん....っ、馬鹿」
あぁ...この人はただ不器用なだけのこんなに愛おしい...僕のヒーローだったんだ。こんな小さなからだでずっと僕の事を守ってくれてたんだ。本当に可愛らしい人だな
剣持「そんな、顔赤くして泣いてても逆効果ですよ。....ねぇ、しのhAさん」
「な、に」
剣持「貴方が僕の事嫌いでもいいです。嫌いでもいいから、僕と付き合ってくれませんか？」
これは僕のわがままだ。あの日この人は少しでも好きな人の近くで僕を守りたいそう言ってくれた。でも僕の発言のせいで僕の傍から離れていった。だから今度は逃がしてやんない。ずっと...僕の傍にいたらいい。それが恋人としてじゃなくても....この人の笑顔もこの人の泣き顔もこの人の怒った時の顔も全部全部僕のものだ。他の人になんて渡してなんかたまるかよ。二度と手放したりなんてしない。逃がしてやったりなんてしてやんない。
「無理、だよ。付き合うとか....そんなのわけわかんない。」
剣持「さっきと形勢逆転ですね。今の貴方は、林檎みたいに顔を真っ赤にさせて涙目で上目遣いで僕を見て....貴方こそさっきの勢いどうしたんです？....本当にAさんは可愛い方ですね。食べたくなるぐらいにね。」
「たべっ！？..../////////ばっかじゃないの！！」
剣持「だから、それ逆効果なんですって...そんなの煽ってるようにしか見えない。このままキスされたいんですか？」
「っ///」
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作者名：7496 | 作成日時：2023年9月7日 8時
