☆ ページ5
剣持「..篠原さん」
篠原さんは、あの日から変わってしまった。変わってしまったけどあの日のまんまの篠原さんだ。
「ねぇ...いつまでも私の上に股がってるわけ？」
剣持「！！す、すいません」
「んはっw....変わってないね。アンタは」
剣持「わ、笑わないでください///」
「さっきの勢い何処にいったの？」
クツクツと喉を鳴らしながら笑ってる篠原さん。やっぱり僕は篠原さんの笑った顔好きだな。僕だけが知ってるのかな...他の人にもそんなふうに笑いかけてるの？
それは嫌だな。僕だけに笑いかけてて欲しいな。
剣持「篠原さん」
「なに？剣持」
また、あの時みたいに刀也とは呼んでくれないんですか？またあの時みたいに僕はあなたと過したい。貴方の隣で貴方の傍であなたの笑顔を見ていたい。それは僕のわがままですか？
「剣持？どうしt剣持「好きですよ。」..へ？何言ってんの？剣持が好きなのはこころみたいな子でしょう。私はこころと正反対だよね。それともからかってる？」
剣持「僕、貴方が僕を好きだって事知ってたんです。知ってたって言っても貴方と僕の友達が話してるのを聞いてしまったからなんですけど」
「聞いてたの...あの時」
剣持「はい。僕はあの日そのことを聞き恥ずかしくなってしまったんです。僕のヒーローは僕に好意がある。これからどう接したらいいのか分からなくて...貴方と仲のいい天宮の名前を出してしまったんです。すいません」
「え、？ちょっと、待ってそれだと剣持も私を好きみたいな言い方じゃん。」
剣持「好きだって言ってんだよ。何で...気付かないんだよ。僕はずっと貴方に会いたくて...あなたに避けられた事がどれだけ辛かったか貴方には分かります？好きな人から避けられたら誰だって...傷付くんです。でも、僕なんかより傷付いたのは篠原さんあなたですよね。」
僕の告白を聞いても信じられないとか有り得ないとか剣持が好きなのは天宮みたいな子とかブツブツ呟いてる篠原さん。違うよ。僕も貴方と初めてあったあの日から貴方に惹かれていたんだよ。貴方は気さくで誰にでも優しくて交友関係だって広かったし...僕みたいな人間が貴方の彼氏になりたいなんてそんなの烏滸がましいってしそう思ってた。あの日僕の友達と話してるのを聞くまではずっと貴方は他に好きな人がいると思ってたから両思いって知って嬉しかったなのに....貴方は僕を避けた。好きだったって過去形で言ってたってことはもう僕のことは好きじゃないの？
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作者名：7496 | 作成日時：2023年9月7日 8時
