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私はあの日
"可愛くて...ほわほわした。天宮みたいな子が好きだし、篠原さんは男っぽくて女として見られない。"
友達と話してるのをたまたま聞いた。
それから、私は剣持と話さなくなって...そのまま私は高校を卒業した。
それなのになんで今私の目の前にはその剣持が居るの？
まぁ...今の私は篠原じゃないし。高校の時とは違って変わったから剣持は気付かないだろう。多分
社「今日からこの部署で一緒に働く事になった剣持刀也君だ。」
剣持「みなさん、今日からよろしくお願いします。」
社「篠宮、お前剣持くんの教育係頼まれてくれないか」
「え、私ですか？」
社「お前は、イケメンとかに興味あるにはあるけど他の人とは違うだろ？」
まぁ...確かに、興味無いと言ったら嘘になるけど。相手が相手だしな...ものすごく断りたい。断りたいけど....なんかめっちゃ剣持に見られてる気がするんだけど
「...わかりました。」
社「頼んだぞ、剣持君後は篠宮に聞いてくれ。」
剣持「はい。わかりました」
上司が去った後、無言で私を見てくる剣持。なに？もしかして私が篠原ってバレた？
「取り敢えず、剣持君の机は私の隣ね。」
剣持「はい。」
「会社の中案内するから着いてきて」
剣持「...あの」
「どうしたの？」
剣持「篠原さんですよね？僕の高校の時の先輩の」
「えっと....誰かな？私は、篠宮だけど人違いじゃない？」
剣持「そうでしたか。」
それから、剣持に会社の中を案内して今は上司に頼まれた仕事をやっている。
隣からまた視線が感じるのは気の所為。これを終わらせないと定時には帰れないから早く終わらせちゃお
〜数時間後〜
「終わったァァァ！！！」
剣持「お疲れ様です。これ、飲んで下さい」
「なんで私がこれ飲んでるって知ってんの？」
剣持が差し出してきたのは私が高校の時によく飲んでいた。ミルクコーヒーだった。
剣持「やっぱり、貴方篠原さんですね。」
これ以上篠宮って名乗ってても何時かはバレるし...正直に言うか
「だとしたら？」
剣持「会いたかったです。貴方に」
は？会いたかった？ふざけんなよ。私はアンタになんて会いたくなかったし顔も見たくなかった。
「....帰る。」
剣持「待って下さい」
「離して」
剣持「離しません」
「っ、離せって言ってんだよ！！」
剣持「離しません」
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作者名：7496 | 作成日時：2023年9月7日 8時
