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rbr「___何、見てるん。」
心臓が飛び出るかと思った。
慌てて声のした後ろを振り返ると、タオルを首にかけたロボロさんが立っていた。
shp「ろっ、ロボロさんっ、早いですね……お風呂……。」
rbr「早い？ いや、もう１０分経ってるけど。」
１０分！？ たった１ページ読むだけでそんなに時間がかかっていたのか。でも仕方がない、何故なら一文字一文字噛みしめるように読んでいたからだ！
rbr「……で、何見てたん？ 小説？」
shp「あ、まぁそんなところす……。」
rbr「なんか、チラって見えた感じ自作小説っぽかったぞ？ 何？ セスエイチピーとかアールビーアールって。」
まずいけっこう見られてたのかでも幸いその検索避けのローマ字が俺等の名前だってことは知らない。良かった……。
rbr「……しょ、ぴ、ろ、ぼろ。」
良くなかった。
rbr「もしかして俺らの名前？ ローマ字で表している感じ？ 聞いたことあるで、検索避けやろ。」
うっ、と小さくうなる。どうしよう、そこまで知られたらなんで僕がそんな小説見ていたのかバレてしまう……！！
rbr「ま、ええや。気になるから見しぃ。」
shp「あっ、」
胸元で隠していたスマホをひょいと取られる。「ちょっと！！」と止めようとするが遅かった。
rbr「何々〜？ 『じゃあお望み通りしたりますよ。……風呂セッ』……。」
わざわざ声に出して読まないで！！
途中で音読していたのをやめ、ゆっくりスクロールするごとに顔が真っ赤になる彼。なんならタップしたから次のページまで読んでる。突然口元に手を当てたかと思えば目を見開きスマホをじっと見つめる。
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作者名：ぐりんてぃ | 作成日時：2022年9月19日 22時
