小瀧に嫌いなんて言わせない。

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ガラガラっと病室のドアが開く。


A？って反応してまうけど、買い出しから戻ってきた夏海やった。




「お前かい」



夏海「ごめん。はい、」




おれにポテチ渡すとあとのお菓子を花瓶の横に置く。



「今日退院できるっぽい」



あとでおかんと先生がくるらしい。





夏海「あ、そうや。あんなぁ、うち駅前の店行ってきたんやけど」




「おん」





いつものようなイケメンがいただの、そんな話かと思ってたんやけど。





夏海「藤井くんとAちゃん、仲よさそうに駅入ってったで？」



「…は。人違いちゃう」





夏海「絶対ちゃう！藤井くんがAって呼んでたもん」



「嘘やろ、は、ありえへん」








夏海「小瀧くんが焦らしてる間にAちゃん彼氏作ったんとちゃう？」






そんなわけないやんって強がった。

でも、最近のあいつ見てるとそうかもしれへんって思えてきて。






おれは気づけばケータイを手にあいつに電話をかけていた。

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